エンディングで、その回に起こったネガティブな状況をひっくり返して次にポジティブにつなげる(あるいは、明るくストーリーが展開した回のエンディングでは次なるハプニングを投げかけるシーンを用意する)という流れは、同じく野木脚本だったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を思い起こさせた。『逃げ恥』では、そうした「何かが動きだす」エンディングシーンで星野源の“恋”が流れ、楽曲を含めてのドラマであることを印象づけた。今回の“今夜このまま”にも、その予感をひしひしと感じる。《今夜はこのまま/泡の中で眠れたらなぁ》という、とてもささやかな、でも切実な願い。これ、働く女性にとっては(もちろん働く男性にとっても)めちゃめちゃ共感性が高い歌詞だと思う。「泡」はいろいろな比喩を含んでいると思うけれど、今の晶にとってはビールを飲んで、心が少しほどけた瞬間のことなんだろうと思う。そして、今後どんどんこの歌が沁みてくる展開になるのではないかと予想する。主題歌がドラマを盛り上げ、ドラマがさらに主題歌の意味を深めていく、『けもなれ』は、そんなドラマだと思う。第2話が非常に楽しみになった。(杉浦美恵)
話題のドラマ『獣になれない私たち』とあいみょん“今夜このまま”が起こす私たちの切なる願いとの共振
2018.10.12 18:40
エンディングで、その回に起こったネガティブな状況をひっくり返して次にポジティブにつなげる(あるいは、明るくストーリーが展開した回のエンディングでは次なるハプニングを投げかけるシーンを用意する)という流れは、同じく野木脚本だったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を思い起こさせた。『逃げ恥』では、そうした「何かが動きだす」エンディングシーンで星野源の“恋”が流れ、楽曲を含めてのドラマであることを印象づけた。今回の“今夜このまま”にも、その予感をひしひしと感じる。《今夜はこのまま/泡の中で眠れたらなぁ》という、とてもささやかな、でも切実な願い。これ、働く女性にとっては(もちろん働く男性にとっても)めちゃめちゃ共感性が高い歌詞だと思う。「泡」はいろいろな比喩を含んでいると思うけれど、今の晶にとってはビールを飲んで、心が少しほどけた瞬間のことなんだろうと思う。そして、今後どんどんこの歌が沁みてくる展開になるのではないかと予想する。主題歌がドラマを盛り上げ、ドラマがさらに主題歌の意味を深めていく、『けもなれ』は、そんなドラマだと思う。第2話が非常に楽しみになった。(杉浦美恵)