NIN、映画サントラの作曲への専念を思案中? 『ソーシャル・ネットワーク』でのオスカー受賞に「混乱させられた」と回想

NIN、映画サントラの作曲への専念を思案中? 『ソーシャル・ネットワーク』でのオスカー受賞に「混乱させられた」と回想

ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが、ロックスターとしての活動を終えるタイミングについて考えたことがあると語っていたことが分かった。

2011年に授賞式が開催された第83回アカデミー賞にて『ソーシャル・ネットワーク』で作曲賞を受賞したトレントとアッティカス・ロスだが、今回「Variety」のインタビューに答えた際、この受賞を機にロックスターとしてのキャリアについて改めて考えるようになったと以下のように語っている。

初めて楽曲を提供した映画がオスカーを取るなんて、少し頭が混乱したよ。だって、ここからは落ちるばっかりだろ? それで、思い始めるんだよ。ファック、ロックンロール!ってね。

ロックバントでプレイする年齢制限はあるが、俺は(この受賞を機に)年齢制限のない人生を歩み初めたのか? 俺はこれに全てを賭けるべきなのか?ってね。

だけど、オスカーを取るのと同じくらい良かったのは、俺たちは次の日のランチタイムには、受賞する前と同じクソみたいな奴らだったってこと。まぁ、18時間くらいはいい気分だったね。素晴らしい経験だったし、アカデミー賞には敬意を持っている。でも、結局俺たちの脳みそのおかしなところ全部は治らなかったし、俺たちに足りない部分はそのままだったんだ。

この出来事で、俺たちはスコアの仕事をもっと受けて賞の収集家になるべきなのか? とも考えた。複雑なオーケストラのスコアからラブコメのスコアまでやるべきなのか、職人になるべきなのか、いろんなスタイルや技術を扱う何でも屋になるべきなのかとか、色々考え始めたんだ。


なおトレント・レズナーとアッティカス・ロスは、最近ではジョナ・ヒルが監督を務めた『Mid90s』に楽曲を提供している。
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