デフ・レパードのジョー・エリオット、“Pour Some Sugar On Me”の誕生秘話を明かす。『ヒステリア』収録のコーヒー・ブレイク中に誕生?

デフ・レパードのジョー・エリオット、“Pour Some Sugar On Me”の誕生秘話を明かす。『ヒステリア』収録のコーヒー・ブレイク中に誕生? - pic by Kevin Nixonpic by Kevin Nixon

ベスト・アルバム『ザ・ストーリー・ソー・ファー:ザ・ベスト・オブ・デフ・レパード』を12月7日にリリースするデフ・レパードだが、アルバム・タイトルと同じく「The Stories So Far」と題した動画シリーズをYouTubeで公開している。

今回公開された第1回目は、フロントマンのジョー・エリオットが『ヒステリア』(1987)収録曲“Pour Some Sugar On Me”の誕生秘話を語るものとなっている。

“Pour Some Sugar On Me”が誕生した際、ジョー以外のメンバーは海外にいたとのことで、オランダのスタジオにはジョーとエンジニアのロバート・ジョン“マット”ラングしかいなかったそうだ。

同楽曲は、ジョーとマットの2人で“Armageddon It”のボーカル・パートを収録していた時に生まれたものなのだという。

当時を回想するジョー・エリオットのコメントの一部は以下の通り。


“Pour Some Sugar On Me”ね。ほぼ間違いなく、俺たちを象徴する1曲、そして世界で最もよく知られている曲と言っていいだろうね。

(中略)俺が“Armageddon It”のボーカルを録った後、コーヒーブレイクをとったりしてそれぞれ過ごしてたんだ。その時俺は、部屋の隅にあったアコースティック・ギターを手にとってリフを弾き始めた。3コードのターンアラウンドを弾きながら、たしかコーラス部分も歌ったと思う。

それで、ちょうど戻って来たマットが「おい、その曲なんだ?」って聞いてきたんだ。俺は今でも、その時マットは俺がストーンズとかキンクスとかを弾いてると思ってたんだろうと信じてる。まぁ、そこで俺は「ただのアイディアだよ」って答えた。

『ヒステリア』には2年間かけたベストの11曲が詰まってたから、その時のアイディアを提案しようとかは考えてもいなかったんだ。だけどマットが「こんなにいいものは長年聴いたことない! これは絶対やるべきだ!」って言い出してね。

マルチトラック・レコーダーに新しい2インチのテープを入れて、「もう一度弾いてくれ」と言ってきた。そこから、俺たちはドラムマシーンのプログラムを入れて、シンセのベースっぽいやつを入れて、俺が彼にコードを聴かせて、マットも弾いて、どんどん2人でできるところまで作り上げていったんだ。

あの時はたしか週末も通して作業してたと思うけど、みんなが週明けの月曜日だかいつだかに戻って来た時、「おい、新しい曲が出来上がったかもなんだけど」って伝えて、すぐにみんなでプレイして、デモを作って、「よし、終わったな!」って感じでレコーディングを終えたんだ。

だから、あの曲は『ヒステリア』の中で最後に最速でレコーディングした曲であり、おそらくアルバムの中で一番重要な1曲だね。


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