最近ではラッパーのTekashi 6ix9ine（テカシ・シックスナイン）が殺人や強盗への関与の疑いで逮捕され、獄中からニュー・アルバム『Dummy Boy』をリリースした他、タイ・ダラー・サインが麻薬の不法所持により懲役15年の危機に面していることも話題になっているが、本記事では「Radio X」の記事をもとに、逮捕歴のあるアーティストを紹介していく。

「Radio X」で紹介されているすべてのアーティストは、同メディアの公式サイトで確認することができる。

ザ・ローリング・ストーンズ

ミック・ジャガー、キース・リチャーズともに薬物の不法所持での幾度にもわたる逮捕歴があることはよく知られているが、1965年にはガレージの壁に放尿したことで法に触れ、メンバーそれぞれ5ポンドずつの罰金を支払わされたという経験もある。

放尿の理由は、当時のベーシスト、ビル・ワイマンがガレージのトイレを使わせてもらえなかったことに対し抗議するためだったとのことだ。

アクセル・ローズ

1992年に米ミズーリ州で行なったライブの最中、暴動を助長したとして逮捕された。事の発端は、観客の一人がカメラで写真を撮り続けていたことに腹を立て、またセキュリティーもカメラを取り上げることに失敗したため、アクセル自らが観客に飛び込んでカメラを奪ったことだという。

アクセルはステージに戻った後、マイクを床に叩きつけてステージを降りたため、観客の暴動が始まった。幸いなことに裁判ではアクセルの勝訴になったという。

ダーシー・レッキー（元スマッシング・パンプキンズ）

2011年、ダーシーは彼女の馬を管理できなかったという件で裁判所に4回も呼び出しを受けたにもかかわらず、4回とも欠席したため、6日間監獄で過ごすことになった。

イアン・ブラウン

1998年2月、パリ発マンチェスター行きのブリティッシュ・エアウェイズの機内にて、当時35歳だったイアン・ブラウンはフライト・アテンダントの手を切り離すぞと脅し、ヴォッカのボトルを持って襲い、またコックピットのドアを叩いて機長を罵ったとして、「恥ずべき粗野な行動をとった」と、4ヶ月の監獄生活を言い渡された。

イアンは「機長は嘘をついており、私は一切やってません」と反論したが、受け入れられなかったという。最終的には2ヶ月の役目を果たし、その期間を使って“Free My Way”などたくさんの曲を書いたとのことだ。