ブライアン・メイが、クイーンのクリスマス曲“Thank God It's Christmas”の制作時のエピソードを語っていることが分かった。
「Ultimate Classic Rock」によると、メイは同メディアのラジオ番組「Ultimate Classic Rock Nights」に出演した際、『ザ・ワークス』(1984)収録の同楽曲について以下のように語っていたとのことだ。
クリスマス・ソングっていうのは、必ず7月の半ばにレコーディングされるものなんだ。そうじゃないとクリスマスに間に合わないからね。
この曲は、コーラス以外をロジャー(・テイラー)が作曲したんだ。それで、私がコーラス部分に貢献させてもらった。簡潔にいうと、ロジャーと私の共作だね。
ほとんど作り終わった時点でフレディに聞かせて、気に入ってくれたからあの美しいボーカルをつけてくれたのさ。ものすごく控えめなボーカルではあるけど、私は大好きなんだよ。
なお1984年のリリース当時、“Thank God It's Christmas”が全英チャート21位に留まった理由はチャリティー・プロジェクト、バンド・エイドが同時期にリリースした“Do They Know It's Christmas”が大きな注目を集めていたからだと言われていた。
https://www.youtube.com/watch?v=j3fSknbR7Y4
しかしメイは“Thank God It's Christmas”のセールス不振には別の理由があるのだと、以下のようにも語っていたようだ。
面白いことに、この曲はイギリスではそもそもクリスマス・シングルとして認知されてなかったんだ。ミュージック・ビデオがないからね。
今はミュージック・ビデオがすべてみたいになっているけど、この曲に関してはビデオを作らなかった。聴く人の想像に委ねられているってこと。でも私はそれが好きだよ。普通とは違うクリスマス・ソングっていうわけだね。