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僕があいみょんに初めて触れたのは、メジャー1stシングル“生きていたんだよな”。ドラマ『吉祥寺だけが住みたい街ですか?』のOPで、登場人物が新しい自分に出会い直す物語を前に飛び降り自殺の光景を歌う、というコントラストと声のインパクトに強烈に惹き込まれたのを覚えている。そこから10年。国民的作品の主題歌を手掛け、国民的な存在へと浸透した今も、“生きていたんだよな”にあった生々しい温度が息づいていることをこのベスト盤は伝えてくる。生と死と性と私を歌いながら、決して俗っぽくはない。恋人への「死ね」も普遍的な命の賛歌もすべて「あいみょんが喋ってる言葉」として響く肉体性がある。そこにはボーカリストとしての力や作詞家としての技術もあるけれど、何よりあいみょんが目に映るもの、自分の輪郭の内側にあるものだけをずっと歌ってきたからなのだと思う。初回限定盤収録の新曲“今日は晴れ、肌寒い。私は家、ギターを弾く。”は、タイトルからしてそんなあいみょんのあり方を物語っている。(畑雄介)(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年10月号より)何を歌っても全部「あいみょん」になるすごさ
あいみょん『AIMYON BEST ALBUM - 唇を追え! -』
発売中
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