ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァーが明かした、リンキン・パークから受け継いだもの――「俺たちも誰もが楽しめる音楽をやっていきたい」

ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァーが明かした、リンキン・パークから受け継いだもの――「俺たちも誰もが楽しめる音楽をやっていきたい」 - 『rockin'on』2019年3月号より『rockin'on』2019年3月号より

1月に通算6枚目となるニュー・アルバム『アモ』をリリースし、今年8月に開催される「サマーソニック2019」への出演も決定したブリング・ミー・ザ・ホライズン

『ロッキング・オン』3月号では、そんな新作について、フロントマン、オリヴァー・サイクスに行ったインタビューを掲載している。

最新アルバム『アモ』にも収録されている“MANTRA”は、第61回グラミー賞の最優秀ロック楽曲賞にノミネートされたが、この状況についてオリヴァーは以下のように答えた。

信じられなかったよ。メンバーみんな、すごく驚いてる。正直、どう考えたらいいのか、俺もよくわかってないんだ。イギリスだと、自分たちはほとんど無視されているような感じだしさ。

(中略)イギリスでは今、ロックってほとんど注目されていないんだ。そんな時に、アメリカですごく有名で権威のある賞にノミネートされるなんて、かなり想像を絶する事態だね。

まあ、俺たちが受賞することはまずないと思うけど(笑)、ノミネートされるだけでも、すごいことだ。それだけ、良くも悪くも、注目されているということだろうし、それはかなり痛快だね。


また、『アモ』というタイトル通り、「愛」がテーマに据えられた同アルバムについて、なぜそのテーマを選んだも明かしている。

『ザッツ・ザ・スピリット』を出してから、今度のアルバムまでの間に、俺個人にもプライベートでいろいろなことがあってね。

(中略)まず結婚して、それで……妻が浮気をして、それで結局、離婚することになってね。で、その直後に俺は別の女性と出会って、その女性と結婚して今に至るっていう。なんだか、ロック・スターや有名俳優でもない限り、まずあり得ないような話だよね。俺自身はごく普通の人間なのに、なんだか自分でも信じられなくて。でも事実とて、そういうことがあった。

(中略)最初はそういうことを曲に書くつもりはまったくなかったんだ。ラブ・ソングって、ありきたりな表現になりがちだから。(中略)でも、いざ書いてみると、どんな曲だってある意味では愛を歌っているんだってわかってきたんだ。自分が感じていたことを、すべて完璧に表現できたとは思わないけれど、書く題材に事欠かなかったのは確かだよ。


そして、インタビューではオリヴァーが影響を受けた、リンキン・パークのチェスター・ベニントンについて、その影響や思い出についても語ってくれた。

(中略)ファーストの『ハイブリッド・セオリー』でチェスターが歌っていたことは、俺も頭の中では考えていたけど、どう言葉で表現したらいいのかわからないこと、まさにそのままだった。まさに完璧なバンドだし、俺たちの場合、少なくとも3枚目まではリンキン・パークがお手本だった。

(中略)俺がシンガーを志すきっかけになったバンドが、万人に愛されるバンドであろうとし続けたこと、その気持ちは大事にしてきたいと心から思う。俺たちもオーディエンスを限ることなく、12歳の子から60歳の人まで誰もが楽しめる音楽をやっていきたいよ。


インタビューではその他、『アモ』の制作過程や、オリヴァーによる収録曲の解説などについても掲載している。

バンドの新章を告げるアルバム『アモ』はいかにして生まれたのか、その全容はぜひ『ロッキング・オン』3月号にて確かめてほしい。



ブリング・ミー・ザ・ホライズンのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』3月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァーが明かした、リンキン・パークから受け継いだもの――「俺たちも誰もが楽しめる音楽をやっていきたい」 - 『rockin'on』2019年3月号『rockin'on』2019年3月号
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