アヴィーチーの新曲“SOS feat. Aloe Blacc”が、本日世界同時リリースされた。
同楽曲には、アヴィーチー最大のヒット曲“Wake Me Up”にてボーカルを務めたアロー・ブラックが参加している。
また、アヴィーチーの死後、楽曲を仕上げた共同プロデューサーKristoffer FogelmarkとAlbin Nedler、そしてアロー・ブラックがどのようにして楽曲が完成したのかを語るメイキング・ビデオ、さらにファンからのメッセージを集めたファン・メモリーズ・ビデオも合わせて公開された。
メイキング・ビデオにはTeam Aviciiの意向により、世界中のファンにより理解を深めてもらうため、各国の言語の対訳が設定されている(YouTube上のメニュー「字幕」をクリックすることで表示可能)。
“SOS feat. Aloe Blacc”の制作秘話については以下。
「ティムの指紋が、文字通りこの“SOS”という曲の全てに入り込んでいる」
2018年の4月20日にオマーンでティムが亡くなったとき、曲の90%は出来上がっていた。「あの後で、それをまとめて完成させるっていうのは……こうして、そのことを話しているだけで麻痺して動けなくなってくるけれど、すべてはティムのヴィジョンを完成させるためだった」とフォーゲルマークは言う。
そして彼らは始動した。アルビンとクリストファーは、フルーティ・ループスのプログラムを使うことで曲を録音できたし、ティムのキー・ストロークも正確に再現されている。彼(ティム)はまったく人とは違ったやり方で、ピアノやキーボードを弾いた。そのやり方のせいで、指が予想外のキーを弾くことがよくあり、それが彼の音楽を唯一無二にしていた。ティムの指紋が、文字通りこの“SOS”という曲の全てに入り込んでいる。
亡くなった後に見つかった手記のなかで、ティムは、あの大ヒット曲“Wake Me Up”で手を組んだアメリカ人のボーカリスト、アロー・ブラックと一緒に仕事がしたいと書いていた。だからこそクリストファーとアルビンは、その彼をレコーディングに誘ったのだった。
ブラックは言った。「“SOS”はきっと、彼が書いていた頃の先を行く曲だという気がするんだ。歌詞の中で、彼ははっきりと自身の戦いについて書いている。だからそこにアプローチして皆で共有するのは、とても重要なことなんじゃないだろうか。特に、彼の見方と彼のやり方で、多くの人たちの耳と心に届けることが。‘助けて欲しい’って言ってもいいんだと、皆に伝えるんだ」
日本レーベル公式サイトでは、同楽曲の英語詞に加え、日本語対訳も記載されている。
なお、6月6日には『TIM』と名付けられたアルバムがリリースされる予定だ。
●リリース情報
アヴィーチー
『SOS feat. Aloe Blacc』
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