ザ・シネマティック・オーケストラが明かした作品へのこだわり――「これからの世代に探求してもらえる、一種の深みももたらしたい」

ザ・シネマティック・オーケストラが明かした作品へのこだわり――「これからの世代に探求してもらえる、一種の深みももたらしたい」 - 『rockin'on』2019年5月号より『rockin'on』2019年5月号より

3月15日に12年ぶりとなるニュー・アルバム『To Believe』をリリースし、今週4月18日(木)と4月19日(金)に来日公演を控えるザ・シネマティック・オーケストラ

『ロッキング・オン』5月号では、来日目前のザ・シネマティック・オーケストラからジェイソン・スウィンスコー、ドム・スミスの2人に行ったインタビューの模様を掲載している。

12年ぶりに届けられたアルバム『To Believe』について、その制作プロセスから原点回帰的な作品になったというが、2人が音楽から受けるインスピレーションや作品を生み出す上で大切にしていることなどを、ジェイソンは以下のように語った。

(中略)言われるんだよ、「TCO音楽のいくつかにはタイムレスなところがありますね」みたいなことを。それってすごく……すごく耳にするのが嬉しい言葉だ。

ほんと、そうやって分類もジャンルもない音楽を世に送り出すこと、音楽自体からインスピレーションを受けた音楽を作るのがこちらの意図だからね。僕たちはジャンルで音楽を規定しはしないよ。

(中略)自分自身に対して批評的であるのはとても大事だという点は、毎回、ちゃんと意味のある作品を出すのが重要なんだよ。自分たちでもサポートし、語りたいと思える、プロモートしてライブの場で提示したいと思える、そういう作品を出したい。かつ、そこに長く聴き続けることができる、繰り返し聴かれ、聴き返され続け、これからの世代にも聴かれ探求してもらえる、そういう一種の深みももたらしたい。


また、アルバムには5人のゲスト・シンガーを迎えたボーカル曲がそれぞれ収録されており、その曲名はいくつか「/」で繫がっていて、2つの曲を合わせたミニ組曲のような構成となっている。

初期は10分を超える楽曲が多かったバンドだが、「ポップスは3分15秒」という暗黙のルールを無視し続けてきた2人にとって、今のストリーミングを中心とした音楽シーンをどう捉えられているのか。ドムが以下のように答えた。

すごく怖いよ、音楽を分単位、秒単位に切り詰めようとする連中に囲まれるのは。

別に「この人」と名指しするつもりはないけれど、シーンの内実はどうかと言えば、「作っていいのは4分に達する前に終わる曲だけ」と言ってるようなものだし。そんなの、とんでもない拘束衣だよ。

すごくクレイジーな考え方だ。ただ、そういう考え方は今の音楽界に実に広く浸透しているし、アーティストでいることがますます困難になっていて、生き残るのもきつくなってきている。こう言わなくちゃいけないのは悲しいけれども、たくさんの人々が絶望的になって必死なんだ。


インタビューではその他、なぜ12年という長い歳月がかかったのか、また2人のソーシャル・メディアに対する考え方などについても語っている。

ザ・シネマティック・オーケストラが新作に込めた思いとは? 『ロッキング・オン』5月号のインタビューにて、その真意を確かめてみてほしい。


ザ・シネマティック・オーケストラの関連記事は現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ザ・シネマティック・オーケストラが明かした作品へのこだわり――「これからの世代に探求してもらえる、一種の深みももたらしたい」 - 『rockin'on』2019年5月号『rockin'on』2019年5月号
公式SNSアカウントをフォローする

洋楽 人気記事

最新ブログ

フォローする