きのう『きのう何食べた?』第3話見た?

改めて、原作のストーリーを活かしつつもドラマ作品としての構成が素晴らしいと思った。
エピソードをそのまま並べていくのではなく、いくつかの原作エピソードを自然にちりばめながら、ドラマとしてのその回のメッセージがはっきりと感動的に伝わるような脚本になっているのだ。
第3話をこれから楽しみに見るという人は、以下まだ読まないで。

第3話に盛り込まれていたのは「シロさん(西島秀俊)が実家に帰るエピソード」「佳代子さん(田中美佐子)の家でシロさんが同じくゲイだということで小日向さん(山本耕史・超怪演!)を紹介されるエピソード」「シロさんが弁護士として、依頼人の今田さん(佐藤仁美)が元夫に引き取られた息子の姿を遠くから見るのに付き添うエピソード」「シロさんのお父さんに食道がんが見つかるエピソード」。
つまりシロさんを中心にした、いくつかの原作エピソードが散りばめられている。
では、この回におけるケンジ(内野聖陽)とは。
いろんな悩みや迷いを感じているシロさんに寄り添いたいと思っている存在だ。
ところが、シロさんが考えているのは、家族のこと、大切な人といたいと思うこと、この社会の中で幸せを求めることで、ケンジという存在があるからこそ、その方程式は難しいものになっている。
でも、その方程式を解く方法は、自分を受け止めてくれる存在としていろんな本当の気持ちをケンジに「話したい」と気付き、そしてそれを伝えることだったのだ。

ケンジの安堵と喜びが視聴者の胸にまっすぐ伝わり、この後の展開を包み込むキーポイントになるような感動的な第3話だった。(古河晋)
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