リック・ルービンをプロデュースに迎えたニュー・アルバム『アフリカ・スピークス』を6月7日にリリースしたサンタナ。
『ロッキング・オン』7月号では、半世紀以上のキャリアを誇りながら、新章ともいえる新作を生み出したサンタナへ行った、貴重なインタビューの模様を掲載している。
そのタイトル通り、アフリカ音楽の要素が強い新作だが、これまで様々なジャンルや文化を取り上げてきたサンタナにとって、どのような経緯でアフリカの音楽を取り上げることになったのだろうか。
私にとってのアフリカン・ミュージックというのは、ある種、儀式的な表現というか、自身やリスナーにとってヒーリング効果を持つ音楽を指すんだよ。
もともとアフリカの音楽自体が、人々の恐怖や困惑、惨めさを忘れるために作られたものだったわけだからね。アフリカン・ミュージックというのは、世界中の誰が聴いても気分を高揚させ、人々を踊らせる力を持ち、聴く者の心理的な傷を癒す薬、メディシン・マンのような魔力を持っているんだ。
で、私の音楽自体も昔からそういう力を持つ表現としてクリエイトしてきたつもりなんだ。つまり私の音楽とアフリカン・ミュージックは、私が音楽活動を始めた時から切っても切れない繋がりがあった、ということだよ。
また、1969年に行われたウッドストック・フェスティバルからちょうど50年にあたる今年、当時デビュー前にも関わらず出演した同フェスの印象について、以下の振り返った。
あの日はヘリコプターで現地へ移動したんだけど、ヘリコプターの窓から会場を埋める何十万人もの人々を見た瞬間、自分は今、歴史的な事件の渦中にいるんだ!と思ったね。
ベルリンの壁が崩壊した時や、ネルソン・マンデラが獄中から解放された時のような人々の巨大な善意と喜びの祝祭というか、人々のポジティブな意識が音楽の力を借りてグローバル規模で目覚めた瞬間の光景だった。今もありありと覚えているよ。
インタビューではその他、新作にボーカル参加したスペイン人シンガー=ブイカとの出会いや、気になる来日ツアーにも触れている。
楽曲のレコーディング、制作プロセスも明かした貴重なサンタナのインタビュー、ぜひ『ロッキング・オン』7月号でチェックしてほしい。
サンタナのインタビュー記事は現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。
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