ザ・フーのロジャー・ダルトリーが、自身の歌唱能力には時間的な限りがあると打ち明けていることが分かった。
「Ultimate Classic Rock」によると、ダルトリーは「Billboard」のインタビューで次のように語ったという。
今後5年以内に、俺の声は出なくなると思う。寄る年波には勝てないよ。今のところはまだ大丈夫だけどね。
昨年、26年ぶりのソロ・アルバム『アズ・ロング・アズ・アイ・ハヴ・ユー』を発表、続けて今年6月には、ロック・オペラ『トミー』をオーケストラと共にパフォーマンスしたライブ・アルバム『ザ・フー「トミー」オーケストラル』をリリースした。現在はザ・フーとしてオーケストラと共演する「Moving On!」ツアーを行なっており、これが秋まで続く予定だという。同ツアーについてダルトリーは、次のように話しているということだ。
今回のツアーにオーケストラが参加したことで、オーディエンスがより楽しめるかたちになっていると思う。
俺にとってそれは嬉しいことだし、爽快な気分だよ。
このツアーが終わっても、次のツアーでは今回のよりもさらに良い物を見せたい。
今までのキャリアを一日で例えると、もう俺たちは夕暮れ時にいるわけで。すべてが終わってしまう前に、今俺たちがやっていることをできて嬉しく思っているよ。