『24時間テレビ』、嵐・相葉雅紀の2回目の手紙に寄せて

2019年1月27日、突如活動休止を発表した。そこから約7ヶ月。活動休止を発表する前以上に、誠実な態度で活動をしている5人。「そこにいてくれる安心感」からか、つい2020年12月31日をもって一旦5人での姿を見られなくなってしまうという事実に蓋をしてしまいそうになるが、今年の『24時間テレビ』における相葉雅紀の手紙は、「終わり」への悲しみと、しかし手紙でも「『休止』と書いて『パワーアップ』と読む」と書かれていた通り、その「終わり」はより一層嵐の未来を明るくするためのものであることを、再確認させられた。

思えば──15年前、嵐が初めて司会を務めた『24時間テレビ』で相葉から「トップになりたいって夢絶対叶えようね」というメッセージが読み上げられた瞬間、その夢は嵐5人だけの夢ではなく、嵐ファンの夢となった。松本潤が主演を務めたドラマ『花より男子』のヒットをきっかけに、嵐だけの魅力はみるみるうちに拡散され、いくつもの歴代1位の記録を持つようになった。数字的にも人気的にも、その夢は叶い、そのまま走り続けているような印象があった。しかし、相葉は今回の手紙で「まだ叶っていない夢、この5人で絶対にトップになろうね」と読み上げた。そのメッセージについて相葉は『24時間テレビ』放映後の会見で、「まだ活動が1年以上ある中でまだここで止まりたくないっていう気持ちで書いた」というような説明をしていた。

櫻井翔は活動休止会見で、「2年近くかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定したことが我々の誠意。それが届くように活動する。それを持って判断してほしい」というようなことを口にした。そして、6月に放映されたNHK『SONGS』では松本が、「ゴールの瞬間まで汗だくになりながら走りたい。その姿を見てほしいし、一緒に楽しんでほしい」というようなことを語っていた。今嵐が見ている「トップになるという夢」は、つまりそういうことなのだと思う。

『SONGS』でも「自分たちの気持ちを最も表している曲」として歌われた“君のうた”は、『24時間テレビ』においても手紙の後に歌われた。《歩き出す 明日は僕らで描こう 涙に暮れたとしても塗り変えてゆく/強さ教えてくれた 君の温もりを/追いかけて 果てない未来へ繋がる/いつか巡り逢える虹の橋で 同じ夢を見よう》。
2020年12月31日まで、あと494日だ。(小松香里)
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