Cocco『スターシャンク』について

Cocco『スターシャンク』について - 『スターシャンク』通常盤『スターシャンク』通常盤
Coccoの歌を、音楽を聴く時、僕はいつも、もういなくなってしまったよく知っている人とか、自分のようには生きながらえることのなかった無数の人々の存在を感じ、それに照らしながら今も生きながらえている自分のちっぽけな生のことを思う。
尊いような、悲しいような、申し訳ないような、奮い起つような、複雑な気持ちの中で濃密に命の手触りを感じる。
最新アルバム『スターシャンク』は、時にささやかに、時に荒々しく、時に愛しく、時に残酷に、でもすべては自然のありのままの姿のようにその命の手触りを強く感じさせてくれる作品。
若い時に強く感じられたこともあれば、歳を重ねたから強く感じられることもあるけれど、いずれにせよ自分が最後の息をする時までCoccoの歌は、音楽は大切な存在であるだろうという思いが聴くたびに深くなる。(古河晋)
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