エアロスミスのスティーヴン・タイラーが、最新インタビューで80年代当時の苦悩について明かしていることがわかった。
「Haute Living」のインタビューを報じた「Ultimate Classic Rock」によると、スティーヴンはドラッグに溺れていた80年代を振り返り、次のように語っていたという。
1972年~79年までエアロスミスは、必ずしもラリってた訳じゃなかったし上手くいってた……。だけど、バンドはメチャクチャになってしまった。当時はリハビリ施設なんかなくて、精神病院の施設しかなかったんだ。
俺は84年から86年まで施設に入ってたけど、本当に納得がいかなかった。80年前半は酷くて、バンドはドラッグにやられちまって、最初に治療を受けたのが俺だったんだよ。
88年には、マネージメントとバンドからインターベンションを受けた時期があった。奴らは、「リード・シンガーをシラフにすれば全ての問題が解決する」と思っててね。だから俺はシラフになったけど、みんなが休暇を取ってる間にリハビリ施設に送られたことに対する怒りを乗り越えるのに何年もかかった。
だけど今はその時のことを感謝してるし、シラフになれたのはバンドのおかげだと思ってるよ。
なお、エアロスミスは2020年6月よりヨーロッパ・ツアーを開催することを発表。さらに、現地時間1月24日にはロサンゼルスのコンベンション・センターにて、「ミュージケアーズ・パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたことを記念してトリビュート・コンサートが開催される予定だ。