トゥール、2021年に延期していた北米ツアーをキャンセル。 ファンを想っての決断

トゥール、2021年に延期していた北米ツアーをキャンセル。 ファンを想っての決断

今年春から夏にかけて開催予定だった北米ツアーを来年に延期したトゥールは、同ツアーの中止を改めて発表した。バンドは、「ファンを想って決断を下した」と明かしていることがわかった。

Consequence of Sound」によると、トゥールは、ツアーを最終的にキャンセルすると決めた理由を声明で発表している。

その声明では、バンドとしては2021年に延期したスケジュールでツアーに戻ることを期待していたが、新型コロナウイルスに関する各州や地方の条例は大きく異なり、どの会場でも予定した通りに公演を行えるかどうか確証がなく、大きな会場で安全に開催できる保証もないことを指摘。

また、新型コロナウイルスの影響で数多くの人々が失業したりウイルスに感染したり、精神的にも経済的にも大きなダメージを受けている事実も決断に影響したと述べている。

よって、延期したツアーを確実に開催できるかわからない状況で、ファンが支払ったチケット代をおさえておくことは正しい選択ではないと感じ、これまで支え続けてくれたファンを助けたいと思い、ツアーを中止するという決断に至ったとのこと。ファンには、チケット代を返却することにしたとの説明があった。

最後にバンドは、「わかってほしい。俺たちはツアーに戻ってファンのために曲を演奏し、バンドの復活を祝うことをこれ以上なく望んでいる。時が来れば、バンドは戻って来るよ」と締めくくっていた。
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