ボン・ジョヴィのギタリストだったリッチー・サンボラがバンドにカムバックする可能性を否定せず、「バンドに遺恨はない」とコメントしていることが明らかとなった。
「Daily Mail」のインタビューを報じた「Blabbermouth」によると、「再びバンドへの参加を検討するつもりはありますか?」と質問され、リッチーが次のように答えていたという。
「戻るなら、自分にとって特別な状況じゃなくちゃいけないけど、その可能性を否定はしないよ。バンドに遺恨はないからさ」
また、今月上旬に「Rock Antenne」のインタビューでジョン・ボン・ジョヴィが「リッチーが一緒に人生を歩み、今でもバンドにいたらと望まない日はない」とコメントしながらも、リッチーの脱退がなければアルバム『This House Is Not For Sale』は生まれていなかっただろうと発言していたことにも、リッチーは言及していたとのこと。
「人に、俺が生活を立て直してないみたいに言われると、『冗談だろ?』って思ってしまう。俺は、周りでも一番ハッピーな男なのにさ」
続けてリッチーは、現在23歳になる娘Avaの世話をするために、2013年にバンドを脱退する決断を下したときの心境も語っている。
「間違いなく辛かったよ。別れは容易じゃないからね。俺は仕方がない状況にいたし、バンドとファンを去る決断を下すのは簡単じゃなかった。俺は家族のことで差し迫った状況にいて、難しい決断を下さなくちゃならなかったから、そうしたまでだ。でも、その決断に不満を感じていた人もいただろうね」
なお、2018年にボン・ジョヴィがロックの殿堂入りした際、リッチーと、1994年にバンドを脱退したアレック・ジョン・サッチ(B)がステージに上がり、“Livin' On A Prayer”をはじめとする4曲を演奏し、リユニオンが実現していた。
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