ボブ・ディラン「ローリング・ストーンズにはビル・ワイマンが必要だ」

ボブ・ディランが、ザ・ローリング・ストーンズはオリジナル・ベーシストのビル・ワイマン抜きでは充分に「リアル」でないと思う、と語った。

ニュー・アルバム『トゥゲザー・スルー・ライフ』のプロモーションのために行われたMTVのプロデューサー、ビル・フラナガンとのインタビューの中で、ディランはワイマンのいないローリング・ストーンズは単なる「ファンク・バンド」に過ぎないとコメント。

「彼らがやっていけないと言っているわけではないが、ビルは必要だね」「彼がいないとただのファンク・バンドだよ。本当のローリング・ストーンズになるためには、ビルが戻るしかないだろうね」と語っている。

ビル・ワイマンは30年近くの活動の後、1990年にバンドを脱退している。

Bobdylan.comによれば、ディランはインタビューの中でこの発言より前に、「ローリング・ストーンズはもうほとんど終わっている」と思う」とも語ったようだ。

それを受け、フラナガンはディランが80年代にスランプに陥っていたことを指摘し、そして本当にローリング・ストーンズがバンドとして終わってしまったと思うのか、と訊いた。

問いに対してディランは「そういうわけではないよ。全然終わってなんかいないさ」「ローリング・ストーンズは世界一の偉大なロックンロール・バンドだったし、これからもそうだろう。そして最後のロックンロール・バンドになるだろうね」

「彼らの後に出てきたあらゆるもの…メタルやラップ、パンク、ニュー・ウェイヴ、ポップロックやその他いろいろなものは元をたどれば全てローリング・ストーンズに行き着くんだ。彼らは最初で最後の存在だったし、誰も彼らを超えることはできなかった」と答えている。

ディランの『トゥゲザー・スルー・ライフ』は4月27日にリリースされる。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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