ジョン・ライドンが、ダニー・ボイル監督によるセックス・ピストルズを描くドラマ・シリーズ『Pistols(原題)』に苦言を呈し、法的に訴える構えを見せていると報じられた。そんななか、関係者がジョンの難しい性格が問題で、ドラマ・シリーズへの関与から外されたと明かしている。
米ケーブル局FXが製作する『Pistols』は、バンドのギタリストであるスティーヴ・ジョーンズの回顧録『Lonely Boy: Tales from a Sex Pistol』をもとに製作される全6話のミニ・シリーズ。スティーヴは、監督のボイルと共同製作総指揮を務めている。
「The Sun」のインタビューを報じた「Radio X」によると、バンドの全盛期にライブに何度も出演していたモデルのジョーダン・ムーニーが、ドラマの製作チームがジョンに声を掛けなかった理由を語っている。
「彼は妨害するだけで、それほど役に立たなかったでしょう。ジョンは文句を言うために文句を言うんです。彼は難しい人で、彼のそういう部分が変わったとはまったく言えません。
彼は年を取るにつれてますまず難しくなっていて、相容れないんです。ジョンは世界における自身の重要性について問題を抱えているから、(ドラマに)彼が関与しないのがベストだったのです」
ジョンは『Pistols』について、「今までに俺が耐えなくちゃいけなかった最も冒涜的な戯言」と称し、「ドラマ・シリーズは法廷以外のどこにも行きつかねえよ。悪いけど、俺を踏みつけにしてドラマを製作できると思ってるんだろうが、そうはいかない。どデカくて巨大な争いなしには無理だね。俺はジョニーだ。俺のビジネスに干渉しようとする人間は、結果として苦い結末を迎えるだろうってことだ。屈辱だね」とコメントしていた。
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