“U2ボノの息子”“アイルランド期待の新人バンド”から、王道ロックの救世主へと成長したインヘイラー。2021年、UKロック・シーンを正面突破するデビューALを語る

“U2ボノの息子”“アイルランド期待の新人バンド”から、王道ロックの救世主へと成長したインヘイラー。2021年、UKロック・シーンを正面突破するデビューALを語る

「ロック・ミュージック、ギター・ロックは、沈んでもしばらくすると再び浮上してくるんだ。不調な時期があっても、また必ず浮き上がってくる」


メジャー・デビューから2年、ついにインヘイラーのデビュー・アルバム『イット・ウォント・オールウェイズ・ビー・ライク・ディス』がリリースされる。

当初は「U2ボノの息子のバンド」という話題性が先行気味だった彼らだが、10代終わりから20歳にかけての成長期を全力で駆け抜けたインヘイラーは今、新世代によるルネッサンスが進行中のUK/アイルランドのロック・シーンを象徴する堂々たる若獅子に成長した。

デビュー・アルバムは彼らの10代のセンチメントを焼き付けた極上リリカルなギターや、ダンサブルなエレクトロ・ポップ、イライジャ(Vo/G)の伸びやかな歌声を存分に活かしたアンセミックなメロディ、さらにはジャムっぽいブルースからエクスペリメンタルな音響まで、予想以上にバラエティ豊かな内容に仕上がっている。

そしてその豊かなバラエティが、最終的に彼らのクラシカルなロック・サウンドの一部として消化されていく包容力に、このバンドのさらなる可能性を感じずにはいられないのだ。(粉川しの)



インヘイラーのインタビューは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

“U2ボノの息子”“アイルランド期待の新人バンド”から、王道ロックの救世主へと成長したインヘイラー。2021年、UKロック・シーンを正面突破するデビューALを語る - 『rockin'on』2021年8月号『rockin'on』2021年8月号

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