ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』、ピーター・ジャクソン監督が見どころを語る

ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』、ピーター・ジャクソン監督が見どころを語る

ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ:Get Back』で監督を務めるピーター・ジャクソンが、編集に2年もかかった映画の見どころについて語っている。

『ザ・ビートルズ:Get Back』は、ザ・ビートルズが1970年にリリースしたアルバム『Let It Be』の収録中に、マイケル・リンゼイ=ホッグが撮影した60時間近い未公開映像をもとに製作されたドキュメンタリー映画。

英国版「GQ」誌のインタビューを報じた「Metro」によると、ジャクソンは1970年に公開されたドキュメンタリー映画『レット・イット・ビー』で描かれた、ポール・マッカートニージョージ・ハリスンの有名なスタジオでの口論について言及。

『ザ・ビートルズ:Get Back』では、ポールとジョージの間で交わされた6分間にわたる完全な会話を観ることができると明かしている。

「それは、もはや口論のようには感じない。ポールがジョージの神経を逆なでしているようには感じないんだ。ポールが目指しているところも、ジョージが意図するところも理解できるだろう。実際のところ、すべてが理にかなってるんだ。

映画『レット・イット・ビー』が公開されたときにザ・ビートルズは解散していたが、その1年前にレコーディングされた『Let It Be』を制作しているときは解散していなかったからね」


ジャクソンは、自身が監督を務めた映画『ロード・オブ・ザ・リング』の編集期間が3~4ヶ月だったのに対し、編集に2年もかかった『ザ・ビートルズ:Get Back』は映像をカットする作業が非常に複雑で、まとめるのが大変だったと言及。

監督は、『Let It Be』の収録中におけるバンドの真の姿を見せるためには1本では尺が足りないと判断し、映画は3部構成に変更へ。1本が約2時間で、計6時間のシリーズとなっている。

『レット・イット・ビー』と『ザ・ビートルズ:Get Back』では、同じポールとジョージの会話でも編集の仕方で見方がまったく変わり、ジャクソンは、「現実が(バンドにまつわる)神話とかなり違うことを発見して安心した」とも述べていた。

『ザ・ビートルズ:Get Back』は、Disney+にて11月25日(木)、26日(金)、27日(土)の3日間にわたり配信される予定だ




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