【JAPAN最新号】マカロニえんぴつが歌う「愛」が今、求められる理由とは? 最新アルバム『ハッピーエンドへの期待は』2本立て特集+はっとりが語る5曲の「愛の言葉」でひもとく、愛の最新系

「期待は捨てずにいたい」なのか、「期待はもうない」なのかはわからない。
けど、完成してないほうが面白いじゃないですか(はっとり)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号表紙巻頭にマカロニえんぴつが登場!

マカロニえんぴつが歌う「愛」が今、求められる理由とは?
最新アルバム『ハッピーエンドへの期待は』2本立て特集+はっとりが語る5曲の「愛の言葉」でひもとく、愛の最新系

インタビュー=小川智宏 撮影=岡田貴之


2020年11月、EP『愛を知らずに魔法は使えない』でメジャー進出を果たして以降、マカロニえんぴつは一瞬たりとも止まることなく動き続けてきた。タイアップ曲を中心にコンスタントにリリースを続け、その合間には最大規模のホールツアーを繰り広げ、ツアーファイナルでは初のアリーナワンマンとなる横浜アリーナで1日2公演という大仕事もやってのけた。ひとりでも多くの人に自分たちの音楽を届け、知らしめるべく、チーム一丸となって遮二無二走ってきたのだ。ニューアルバム『ハッピーエンドへの期待は』は、そんな1年間のすべてを注ぎ込んだドキュメントである。

このインタビューで明かされているように、その過程にはたくさんの喜びや手応えとともに、たくさんの苦悩や葛藤もあった。急激に状況が変わっていく中で、そこにどうアジャストしていくかという試行錯誤もあった。だから、このアルバムに収められている楽曲たちは見事なまでにバラバラで、だからこそどの曲も濃い。1曲1曲が、いわばマカロニえんぴつの全力投球の軌跡なのだ。

そんな軌跡の果てに生まれたのが、たとえば本気でこだわって遊び倒した“TONTTU”のような曲であり、ハッとするほど素朴な弾き語り曲“キスをしよう”であり、そして、サウンドも歌詞もマカロニえんぴつのひとつの到達点といえる新たな代表曲“なんでもないよ、”だ。今までにない振れ幅で、今までにない深さで、メンバー各々のルーツとスキルと興味と愛情をぶっ込んだアルバムだからこそ、“なんでもないよ、”のシンプルでモダンなグルーヴは際立つし、そこに未来への確かな希望を感じる。『ハッピーエンドへの期待は』。何かを言いかけるようなタイトルに続く言葉は、間違いなく、ポジティブで強いものだと思う。

メンバー全員でアルバムを語るインタビューと、はっとりにとっても、マカロニえんぴつにとっても大きなテーマである「愛」にまつわる歌詞を自らひもといてもらったソロインタビュー。さらにロングレビューを含む3本立てで、今の、そしてこれまでのマカロニえんぴつに迫る初の表紙巻頭特集だ。(小川智宏)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年2月号より抜粋)



『ROCKIN'ON JAPAN』2022年2月号
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