現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号に「YON EXPO'21」のレポート&04 Limited Sazabysのインタビューを掲載!
届け! 幕張メッセに、パンクロックの熱き思いを!
「YON EXPO'21」12時間完全密着! そして終演直後、4人が笑顔で語る
文・インタビュー=小川智宏 撮影=ヤオタケシ、ヤマダマサヒロ
2019年9月のさいたまスーパーアリーナ、2020年11月のAichi Sky Expoに続いて3年連続、もはや恒例となってきた04 Limited Sazabysの大型ワンマンイベント「YON EXPO」。今回の会場は幕張メッセである。結成10周年のタイミングでアリーナツアーをやり、そこから次のフェーズへ向かうというタイミングで開催された初回、そしてコロナ禍でライブ活動がストップする中、そこからの復活宣言として敢行された昨年の愛知。つまり、これまでの2回の「YON EXPO」はフォーリミのステップとして重要なターニングポイントにあったわけだが、そういう意味では今回のEXPOは少し違っていた。依然コロナの影響も続いている中、フォーリミがどうファンをエンターテインし、そこに向けて何を表現していくのか――つまり04 Limited Sazabysというバンドのある種のマニフェストを提示する場、だったのである。2デイズの1日目となった11月27日、朝から晩までこのイベントに密着して感じたのはそんなことだった。
EXPOの朝は早い。朝10時前に会場に着くと、すでに会場周辺にはお客さんが集まっている。まずは飲食エリアに向かうと、そこにはもうもうと湯気を上げる寸胴鍋、そしてスープの芳しい香り……そう、言わずと知れたラーメンの名店「麺や おがた」は早くも絶賛営業中、注文口には長蛇の列である。そして率先してお客さんにラーメンを手渡している男。この店をプロデュースしている大将ことRYU-TAだ。頭にタオルを巻き、1杯1杯、お客さんと言葉を交わしながらラーメンを渡す、その様は完全にラーメン屋である。思えば「麺や おがた」も、2019年の「YON FES」で産声を上げてかれこれ2年半。最初のEXPOでは大将の故郷である岐阜・中津川からさいたまスーパーアリーナまで走ってラーメンを届けたりしていたのも懐かしい。この準備や味チェックのためにRYU-TAは朝9時からスタンバイしていたそうで、気合いのほどがうかがえる。(以下、本誌記事に続く)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年2月号より抜粋)
【JAPAN最新号】04 Limited Sazabys、届け! 幕張メッセに、パンクロックの熱き思いを! 「YON EXPO'21」12時間完全密着! そして終演直後、4人が笑顔で語る
2022.01.02 12:00