忌野清志郎葬儀式にファン約35000人集まる、甲本ヒロト、竹中直人、大竹しのぶが弔辞

5月2日(土)に永眠した忌野清志郎の葬儀式が本日5月9日(土)に東京都港区の青山葬儀場にて営まれた。

葬儀式には、多くの友人や著名人、アーティスト、関係者など約1000人のほか、夕方の時点で約35000人のファンが駆けつけた。前日の時点で所属レコード会社は、告別式の一般向け弔問時間を13時から1時間程度の予定から18時まで延長。しかし、今朝方、参列したファンすべての弔問が終わるまで延長することを発表した。運営関係者は、弔問の際に渡される忌野清志郎のポストカードを「約5万枚準備しているが、足りるかどうか判らない…。会場に来られたら対応します。何とか終電までに終えれば…」と述べている。

会場には、ライブで使用されたウサギのバルーン、年越しライブでもお馴染みのコタツ、THE TIMERS時代のヘルメット、過去の各種ポスターなどに加え、再びライブで熱唱することを願っていたファン達から贈られた千羽鶴が飾られていた。

葬儀式は12時より開始。会場内には過去の名曲に加え、今年3月に忌野清志郎が作詞作曲を手がけ、くるりの岸田繁やスガシカオが歌うFM802の春のキャンペーンソング“OH!RADIO”の忌野清志郎デモ・バージョンが繰り返し流れていた。そして、昨年2月に開催された『忌野清志郎 完全復活祭』にも出演したNICE MIDDLE WITH NEW BLUE DAY HORNS と武田真治が登場し、告別式は幕を開けた。出席者全員の黙祷後、参列者を代表して竹中直人、大竹しのぶ、革ジャン姿の甲本ヒロトの3名がそれぞれに弔辞を述べた。その後、ユニバーサル・ミュージックCEO兼会長、また今回の葬儀委員長でもある石坂敬一が挨拶を述べ、親族らによる献花が行われた。

葬儀式の最後には、再びNICE MIDDLE WITH NEW BLUE DAY HORNS と武田真治が登場。関係者が献花する中、生前のライブ音源にあわせて“雨上がりの夜空に”をプレイし、会場には紙吹雪が舞った。
葬儀式終了後、関係者の献花に続いてファンの献花が始まる。その長蛇の列は延び続け、大勢のファンの弔問は19時30分、現在もなお続いている。
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