坂本龍一は大学院を修了後、1978年に細野晴臣、高橋幸宏とともに「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)として、アルバムを発表し、世界的ヒット曲を生み出し、1988年には映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞したほか、グラミー賞など数々の賞を受賞して国際的な評価を高めた。
2014年に中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開したが、2021年に新たに直腸がんが見つかったことを公表していた。
以下はオフィシャルサイトに掲載された報告全文より。
わたくしども所属の音楽家/アーティスト 坂本龍一が去る2023年3月28日71歳にて永眠いたしました。謹んでご報告申し上げます。
2020年6月に見つかった癌の治療を受けながらも、体調の良い日は自宅内のスタジオで創作活動をつづけ、最期まで音楽と共にある日々でした。
これまで坂本の活動を応援してくださったファンのみなさま、関係者のみなさま、そして病気治癒を目指し最善を尽くしてくださった日米の医療従事者のみなさまに、あらためて深く御礼申し上げます。
坂本自身の強い遺志により、葬儀は近親者のみで済ませておりますことをご報告いたします。また、弔問、ご香典、ご供花につきましても謹んで辞退申し上げます。
最後に、坂本が好んだ一節をご紹介します。
Ars longa, vita brevis.
芸術は長く、人生は短し
報道関係のみなさま、取材等はお控えくださいますよう心よりお願い申し上げます。
2023年4月2日
株式会社キャブ
エイベックス・エンタテインメント株式会社