世界で確立されてるボーイズグループという固定観念を、まずはひっくり返さなきゃなって(SOTA)
ドームツアー「2:BE BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025」を成功させ、4月からはアジア、ヨーロッパ、北米を回る初のワールドツアー「BE:FIRST World Tour 2025 -Whois BE:FIRST?-」に突入していくBE:FIRSTから、ニューシングルが届いた。ドームツアーのコンセプトとも連動した、いわばテーマソングである“Spacecraft”(SHUNTOが作詞に参加)とアニメ『SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』 魚人島編』のエンディング主題歌となっている“Sailing”(こちらはSOTA、SHUNTO、RYUHEIが作詞にクレジットされている)という対照的な2曲を表題曲に、RYOKIの主演映画『誰よりもつよく抱きしめて』の主題歌にして彼自身がSKY-HIとともに作詞した初の日本語タイトル曲“誰よりも”、そしてJUNONに続くソロプロジェクト第2弾となるLEOソロ曲“I just wanna be myself ~One of the BE:ST-02 LEO~”を収録したこのシングルが示すのは、音楽的にも個々のメンバーの活動においてもどんどん広がるBE:FIRSTの世界とクリエイティビティだ。メンバーが制作に参加することにより生まれた個性豊かで振り幅の大きい楽曲たちを聴いていると、BE:FIRSTという集合体の物語が、アルバム『2:BE』、そして今回のドームツアーを境にはっきりと新たなチャプターに踏み込んだことを痛感する。インタビューでメンバーも口々に語ってくれているが、『THE FIRST』から始まりドームまで辿り着くというある意味で明快なサクセスストーリーを終えて、ここから7人は自分たちの手で自分たちだけの未知のストーリーを生み出していかなければならない。「BE:FIRSTとは何か」を改めて問い直すような今作と世界の舞台に生身で挑んでいくワールドツアーは、その大きな第一歩になるだろう。そんな節目に立っている7人それぞれに、シングルへの想いとこれからの未来像を語ってもらった。
インタビュー=小川智宏 撮影=大野隼男
(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年4月号より抜粋)
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