【JAPAN最新号】BE:FIRST、2号連続徹底ロングインタビュー後編! 『2:BE』は邦楽シーンにいかなる確信のアタックを仕掛けるのか──この傑作を手にした7人は今、何を思うのか、そのすべてを訊いた!

【JAPAN最新号】BE:FIRST、2号連続徹底ロングインタビュー後編! 『2:BE』は邦楽シーンにいかなる確信のアタックを仕掛けるのか──この傑作を手にした7人は今、何を思うのか、そのすべてを訊いた!

なりたいものになるためにはまず自分のことを認めてあげる、自分を愛することから始まるところもある。
少年少女の時はみんなそんな感じだったでしょう、思い出そうよってことをきれいに言っただけ(MANATO)

2号連続ロングインタビュー、前回を「精神と生きる姿勢と、人間としての今を語る」編だとするならば、今回は、「そんな7人の生きる姿勢と、傑作『2:BE』の関係性を紐解く」編である。上下巻ある人類史関連書籍ではないが、僕としては、そんな壮大な二編を編んでいくような気分に、今回のインタビューをしながらどんどんなっていった。この現象は本当にBE:FIRSTらしいなと思う。つまるところ、BE:FIRSTとは生きる姿勢であり、しなやかな思想性であり、否定を知らないまっすぐな価値観であり、であれば、BE:FIRSTの音楽とは7人とSKY-HIが追求してきた生きる姿勢=「自己肯定」とその連鎖の結果生まれてくる、無数の音楽的トライアルと、確信を込めた言葉の連なりが形になったものだと思うからだ。生きることと歌うことが、これほど近距離にあるボーイズグループは、BE:FIRSTをおいてほかにいないと僕は思う。いかなる困難にも有言実行上等のスタイルで突き進んでいく姿勢、その後ろ姿こそが、僕たちを強く鼓舞し続ける。BE:FIRSTとSKY-HIが仕掛けるこの革命は、この傑作『2:BE』で、質実ともにひとつの到達点に至ろうとしている。

素晴らしいアルバムである。7人の個性が自由闊達に乱反射している様が尊いことは言うまでもなく、7つの若き才能が、それぞれのスキルとテクニックとアイデアを切磋琢磨し、刺激し合いながら、猛スピードで成長し、成熟していくドラマ、その過程のすべてが切れ目を入れれば弾け飛んでいってしまうほどに、ぱんぱんに詰まっている。生き様とその結果としての音楽で、多くの人の今と未来を変える。7人とSKY-HIが宣言してきたその眩しい絵図が、このアルバムを象徴する、静かな朝焼けのパーティーチューン“Blissful”の向こうに立ち上がってくる。不完全だった昨日に祈りを捧げていた前作『BE:1』から、「俺らなら大丈夫」と7人で歌う今作『2:BE』へ。その確かな自己肯定をめぐる革命の手応えを、7人へのインタビューから感じてほしい。

インタビュー=小栁大輔 撮影=島津明
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年10月号より抜粋)


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