キュートな美声から一転《…Fuck it.》とVTuberからは聞きなれないスラングで幕を開けるオリジナルラップソング“失礼しますが、RIP♡”で日本語と英語の間をシームレスに飛び交いながら、スラングも自然体で使いこなす強烈なデビューを果たし、4000万回以上の再生回数を誇る、アメリカのアンダーグラウンドに生息する死神VTuber、Mori Calliope。その高度なラップ&歌唱スキルと物語を描く表現力、そしてリアルな音楽への情熱は、JP THE WAVYといったヒップホップ界のみならず山中拓也(THE ORAL CIGARETTES)やジャン・ケン・ジョニー(MAN WITH A MISSION)などのロック界からもプロデューサーを迎えることで、表現の精度をより鋭利なものへと高めている。世界中からコラボレーターを迎え、Mori Calliopeの現時点での最高到達点となった最新アルバム『PHANTOMIME』のリリースを迎えるにあたり本誌初のインタビューでその本質に迫る。
インタビュー=前田侑希
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年10月号より抜粋)
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【JAPAN最新号】悲しみも怒りも葛藤も曝け出す強さはどこからくるのか? ラップ×ロックの筆で描き出すMori Calliopeの異世界
2024.08.30 12:00