6月14日、ニール・ヤングがヘッドライナーとしてワイト島フェスティバルを締めくくった。
午後9時きっかりに現れたニール・ヤングはすぐさま“フロム・ハンク・トゥ・ヘンドリックス”に入った。アコースティック・ギターとハーモニカだけによる演奏。
エレキ・ギターに持ち替えた“ヘイ・ヘイ、マイ・マイ”では、10分近くの激しい演奏が繰り広げられ、観衆も否応なしに盛り上がる。
この夜のニール・ヤングは、演奏の後は「一杯やって上機嫌になりたい」と言ったり、オーディエンスを「アル中」と呼んだりするなど、終始冗談めかした態度。比較的新しい“マンション・オン・ザ・ヒル”も披露された。
“ロッキング・イン・ザ・フリー・ワールド”では、4度にわたる長いアウトロを演奏し(その間オーディエンスはずっと合唱した)、オーディエンスに腕を左右に振るよう要求する場面も。
曲が終わり、割れんばかりの拍手で見送られたニール・ヤング。しばらくして戻ってから始めたのは“ダウン・バイ・ザ・リヴァー”。
その後、最近はお決まりになっているザ・ビートルズの“ア・デイ・イン・ザ・ライフ”のカバーで幕を閉じた。最後には激しいフィードバック・ノイズを出しながら、弦が切れるほど激しくギターを揺さぶったニール・ヤング。その間も顔から笑みが絶えることはなかった。
セットリストは下記の通り。
1.From Hank To Hendrix
2.Mother Earth (Natural Anthem)
3.Comes A Time
4.Heart Of Gold
5.Old Man
6.Hey Hey, My My (Into The Black)
7.Mansion On The Hill
8.Cinnamon Girl
9.Fuckin' Up
10.Rockin' In The Free World
11.Down By The River
12.A Day In The Life
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
ニール・ヤング、ワイト島フェスティバルをザ・ビートルズのカバーで締めくくる
2009.06.16 10:15