元スマッシング・パンプキンズのベーシスト、ダーシー・レッキーが、シカゴのラジオ番組を通して公の場では約10年ぶりとなる発言を行った。
1999年にバンドを脱退して以来、姿を見せることはおろか、声明を出すこともインタビューを行うこともこれまで一切なかったダーシー。その消息は、2000年にコカインの購入で逮捕されたときや、2008年にジェームス・イハとともにスマッシング・パンプキンズの着メロを無断で販売した<ヴァージン・レコード>を訴訟した際に報じられたニュースによって、わずかに伝えられるのみだった。
そんなダーシーが、先週シカゴのロック専門ラジオ局Q101に突如電話をかけてきたのだ。電話を受けたDJのライアン・マノも、「まったくの予想外」だったと同局のブログで驚きをあらわにしている。
「ちょっと待って。誕生日は? 本人か確認したいんだけど」と訊ねるマノに対し、「5月1日よ。’68年の。でもそんなこと誰でも知ってるんじゃないかしら?」と答えるダーシー。
だがマノが「これはただの電話で、インタビューではない」と書いているとおり、この電話では彼女が現在ミシガンの牧場に住んでいること、かつてのバンドの本拠地シカゴにはまったく行っていないこと、健康上の理由から音楽活動はやめてしまったことなど以外は、あまりまとまった話はできなかった。
Q101のブログでは現在、今回の電話で行われた実際の会話をすべて聞くことが可能。