ジミ・ヘンドリックス殺害説に当時の担当医師がコメント

1970年、ジミ・ヘンドリックスが亡くなった夜に現場に駆けつけた医師が、ジミは殺害されたのではないかという説について「納得のいく話」だと語っている。

先日ニュースでもお伝えしたとおり(下記「関連ニュース」よりご覧ください)、ジミのローディーをしていたジェームズ・ライトは今年6月に回顧録『Rock Roadie』を刊行した。この本でライトは、当時ジミのマネージャーだったマイケル・ジェフリーがジミを殺したという話を告白したと書いている。ジェフリーがギャングを雇ってホテルのジミの部屋に押し入り、大量の睡眠薬とワインを強引に飲ませたというのだ。告白の2年後の1973年、ジェフリーは飛行機事故で亡くなっている。

当時ケンジントンにあったセント・メアリ・アボッツ病院でジミが亡くなった9月18日の夜に研修医として当直をしていたジョン・バニスターは先日、ライトの説を裏付ける旨の発言をしている。「納得のいく話に思えるよ、あのときのワインの量を考えると」

「彼の身体にかかっていたワインの量は、それはすごいものだった」とバニスターはタイムズ紙に語る。「髪とシャツがぐっしょり濡れていただけでなく、肺と胃もワインで充満していた。あんなにたくさんのワインを見たのは初めてだったな」

「私たちは気管と肺の入り口、のどの後部全体に吸引器を通してみた。いくら吸い上げても、ワインはどんどんあふれ出てきた。彼はすでに相当量のワインを吐き出していたのにね。髪にもボトル半分くらいのワインがしみこんでいるなと思ったのを憶えている。まさに赤ワインの中で溺れたみたいだった」

ライトの著作には、ジェフリーが「ジミは俺にとって生きてるより死んでるほうがずっとありがたい存在だった」と話したことや、彼がジミの死亡の少し前に200万ドル(当時の7億2000万円)の保険金をかけていたことなどが書かれている。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする