４月16日にセカンド・アルバム『カップルズ』の日本盤を発売するイギリス・シェフィールド出身の５人組ザ・ロング・ブロンズ。バンドの公式サイトでは、アルバムの先行シングル“センチュリー”の無料ダウンロードを期間限定で実施中だ。

ザ・ロング・ブロンズは、フランツ・フェルディナンドの前座などを経て噂が広まり、2006 年に『NME』誌が注目の新人に授与するPhillip Hall Radar Award を受賞。その後数社の争奪戦の末＜ラフトレード＞と契約に至り、『サムワン・トゥー・ドライヴ・ユー・ホーム』でアルバム・デビューを果たした。コンセプチュアルなサウンドとヴィジュアル、キュートなヴォーカル、60年代風のポップ感とニュー・ウェイヴ的な先鋭性を融合させた独自のセンスが話題を呼んでおり、2008年３月の英国ツアーは全てソールドアウトを記録している。

間もなく発売されるニュー・アルバムのプロデュースを務めるのはエロル・アルカン。そのDJプレイで、UKにおけるダフトパンク、デジタリズム、ジャスティスのブレイクのきっかけをつくり、昨今の一大エレクトロ・ブームの中心を担ってきた一人。そのため、今回の新作はこれまでのガレージ／ポスト・パンク路線からかなり大きな変化があるようで、公式のバイオでは新作について「ニュー・オーダーが始めて81年のNYでハウス・ミュージックを体感した瞬間」「ジョルジオ・モロダーがマレーネ・ディートリッヒとコラボしたような」との記述も。

まずは、女性ヴォーカリスト＝ケイトの妖艶なファルセット・ヴォーカルとエロル・アルカンのマッドなエレクトロ・アルペジオが溶け合う“センチュリー”でその世界観を一足先に味わってみては。なお、ダウンロードのためには、お名前とメールアドレスの登録が必須となるので、ご注意ください。