元ノイ!のミヒャエルがオアシスを擁護

伝説的クラウトロックバンド、ノイ!のオリジナル・メンバーであるミヒャエル・ローターが、彼らのトリビュート・アルバムにオアシスの楽曲が入っていたことについて、「オアシスの曲は好きだ」と彼らを擁護する発言をしている。

今年5月にリリースされたノイ!のトリビュート・アルバム『ブラン・ノイ!(Brand Neu!)』にはソニック・ユース、プライマル・スクリーム、カサビアン、LCDサウンドシステム、フォールズ、コーネリアスらが参加していた。このアルバムにはオアシスの楽曲も収められていたが、そのことが不当な評価を受けているとミヒャエルは語っている。

「あのコンピレーションはずいぶん楽しんで聴いたよ」と彼はウェブサイトThe Quietusに話している。「正直なところオアシスの曲もかなり好きだ。こんなことを言うのも、いくつかのレビューで彼らが攻撃されていたからだけどね」

ミヒャエルはオアシスのシングル“ショック・オブ・ザ・ライトニング”にもノイ!の影響を見て取ったそうだ。

「オアシスのシングル“ショック・オブ・ザ・ライトニング”を聴いたときには、すぐにその裏にあるアイディアを理解できたよ。急速調の動きと強烈なうねりに、ビートルズっぽいサウンドが組み合わされている。僕にとっては面白いコンビネーションだね、ノイ!とビートルズのアイディアが交配されているんだ」

だがミヒャエルは『ブラン・ノイ!』の全曲から感銘を受けたわけではないようだ。

「『ブラン・ノイ!』に入っているバンドの一部からはこれといった印象を受けなかった。ファック・ボタンズなんかが入っていれば良かったのにね」と彼は言い、続けてブリストルのデュオであるファック・ボタンズとノイ!の間には多くの共通点があると語る。「彼らが自分たちの音楽に対して取っているアプローチは、70年代の僕らのアプローチに似ている。あらゆるものを変え、あらゆるものを修正して新しい音のコンビネーションを作るという点でね」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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