ブラーは03年の“グッド・ソング”以来初となるシングルを4月17日にレコード・ストア・デイ(レコード店の日)用のイベントの一環としてリリースした。また、ブラーのオフィシャルHP http://www.blur.co.uk/ でも無料でタウンロード提供を開始した。
もともと限定1000枚だけ発売される予定だったこのシングルは、デイヴ・ロウントゥリーのシンプルなドラムで幕を開ける。そして、グレアム・コクソンとアレックス・ジェイムスの演奏に乗せて、デーモン・アルバムが自身のロンドン西部の生活の様子を歌い上げていく作品だ。
ほとんど瞬間的にアナログの7インチ・シングル盤が売り切れた後、バンドはバンドのオフィシャル・サイトから無料でダウンロード提供することを発表した。マネージャーのクリス・モリソンによれば、これは「ファンが海賊サイトから品質の劣悪なコピーを違法に入手したりしないように」取られた措置だということだ。
この日、イギリス中のブラー・ファンはこの“Fool’s Day” の、手に取ることのできる「物理」シングル盤目当てに全国のレコード店に行列をなした。ロンドンのラフ・トレード・イースト店にできたゆうに300人は数える行列の先頭にいたある客は、必ず買いたかったので朝の3時から並び始めたという。
「なんといっても、ブラーの新曲だからね」と彼。「新曲のためにもう7年も待ったんだから! 店のスタッフ全員にもあらかじめ、店のどこに陳列してあるのか聞いてあるんだ。絶対に買いそびれないようにね」。
ちなみにNMEのブログではやはり行列して買ってきたというライターが「ちょっととんでもなく素晴らしい」と大絶賛。4月1日に目が覚めてからのデーモンの生活が刻々と綴られていく内容で、「ちょっとおもしろおかしくほろりときて、ほんの少しだけやれやれとやるせなくなる」作品で、「いろんなもの憂い面倒さをも含んだ、イギリスの普通の生活が凝縮された曲」だとか。
この日、さまざまなレコード店でインストア・イベントや、ローリング・ストーンズ、リリー・アレン、ベイビーシャンブルズらのレア・アイテムとなるシングルが続々リリースされた。
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