オジー・オズボーンはもう長年にわたって自身の身体をアルコールとドラッグで痛めつけてきたはずなのに、なぜ今も生きながらえていられるのかという疑問に答えるべく、遺伝子学的な検査を受けるという。
特にブラック・サバス時代のオジーのアルコールとドラッグ漬けの有様はロック史でも伝説となっているが、今回こういう形でゲノムを科学者に完全分析してもらった人間は地球上でもわずか数人しかいないとスカイニュースは伝えている。
実際に検査を行う遺伝子販売会社のノーム社は今回オジーの血液サンプルから分析を行い、なぜ人によっては過剰な不摂生に耐えられたり、耐えられなかったりするのか、より深く理解できるようになることを目指すという。
分析にかかる費用は2万7千ポンド(約380万円)といわれ、結果が出るまでに3か月かかるとされている。
「過剰な薬物使用経験のある個人の遺伝子を解読し分析することは科学的には最大級の可能性を孕んだデータを提供することになります」とノーム社の研究主任のネイサン・ピアスは語っている。
そのあまりにワイルドなロックンロール・ライフスタイルで知られているオジー・オズボーンは、「40年間も続いたアルコールとドラッグ漬けの生活」の果てに今も生きている自身のことを「薬物学的な奇跡」と呼んでいる。
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