今年2月にニュー・アルバム『TOKYO CITY RHAPSODY』をリリースし、現在全国ツアー『tour08〜CITY OF SILVER』真っ最中の椿屋四重奏が、8月30日(土)から公開される映画『死にぞこないの青』の主題歌として新曲“アンブレラ”を書き下ろし、同曲を配信限定でリリースすることが決定した。
映画『死にぞこないの青』は、ミステリー作家・乙一の『死にぞこないの青』が原作。「目覚メヨ、残虐。」という衝撃的なコピーが象徴するこの映画は、誰にでもある己の残虐性から目をそらすな、というメッセージが込められている。学校を舞台に、ちょっとしたきっかけで起きるイジメや、集団心理がエスカレートしていく恐怖、教師でさえ安心できる存在ではないという現実を描いた作品で、須賀健太、谷村美月、城田優などが出演する。
主題歌“アンブレラ”を書き下ろした中田裕二(Vo/G)は「映画を見せていただいて、まず、『コミュニケーションに対する怯え』『いじめ』『雨』というテーマが浮かびました。いちいち傷付いては心がどうにかなってしまいそう、そんな時に人はどこか意識的に心を閉ざして、感覚を鈍らすように痛みに対するバリケードを張るんだと思います。それはまるで傘のようだと」と同曲について説明しており、歌詞やメロディーはできるだけシンプルにすることを心がけて制作したという。
同曲の配信日時については後日決まり次第発表されるので、楽しみに待っていよう。
「アンブレラ」
作詞・作曲・編曲:中田裕二
映画『死にぞこないの青』
原作:乙一(「死にぞこないの青」幻冬舎刊)
出演:須賀健太、谷村美月、城田優、ほか
8月30日(土)より、シアターN渋谷ほか、全国順次ロードショー