ザック・デ・ラ・ロッチャのワン・デイ・アズ・ア・ライオンが初ライブ

ザック・デ・ラ・ロッチャのワン・デイ・アズ・ア・ライオンが初ライブ

ロスアンジェルスで緊急ライブを決行することを発表したレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンだが、ボーカルのザック・デ・ラ・ロッチャはその前にワン・デイ・アズ・ア・ライオンとしてのライブも試みたことをローリング・ストーン誌が伝えている。

会場となったのはロスアンジェルスのポモーナにある中近東料理レストランでのこと。ワン・デイ・アズ・ア・ライオンはザックが元マーズ・ヴォルタのジョン・セオドアと組んだユニットで、08年にファーストEPをリリースしているが、これまではライブはまったく行ってこなかった。それが今回、ローカストのジョーイ・カラムをキーボードに加えて、7月17日と18日にライブを行った。18日はイーグル・ロック・センター・フォー・ジ・アーツという会場で行われた。ワン・デイ・アズ・ア・ライオンはフジロック出演も控えているので、そのウォーム・アップも兼ねていたのかもしれない。

特に土曜日の中東料理店でのライブでは「こんな狭いところでやったことはもう何年もないよ」とザックは言っていたそうだが、ライブは50分程度のもので、EPの収録曲すべてと、さらに未発表の作品も演奏された。そのうちのひとつはM.I.A.の“ボーン・フリー”を思わせ、おそらくスイサイドの音源からサンプリングしたシンセ・リフが特徴的なトラック、もうひとつがジャズ・パンク風の楽曲でジョンが叩きまくるものになっていたとか。ジョーイのキーボードもかなりギター的な音を効果的に鳴らしていて、どこかトム・モレロ的なサウンドだったそうだ。まだ、EPしかリリースしていないワン・デイ・アズ・ア・ライオンだが、アルバム・リリースも近いうちに控えているのかもしれない。

ライブでザックはアリゾナ州法問題について触れ、「人種プロファイリングを合法化させ、各州に広げようとする動きは止めなければならない」と発言。また、ここ数年の政治経済についても、「ゴールドマン・サックスやAIGのあほどもが巻き起こした混乱のツケが結局は貧しい労働者に押し付けられている」とも語った。

ザックは23日にはサウンド・ストライクが行う緊急ライブ・イベントでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとして、コナー・オバーストらとともに出演する。
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