マンチェスター郊外にあるサルフォード・ラッズ・クラブといえば、スミスの『クイーン・イズ・デッド』の内ジャケットに掲載されたあまりにも有名なバンド写真の撮影が行われた建物として有名だが、コーティナーズのリアム・フレイは8月18日におそらくこの建物で初めてと思われるコンサートを行った。
ラジオ局のXFMが主催するこのライブでリアムは長大なソロ・セットを披露し、新曲となる“It'll Take More Than A Weekend Away To Fix This Mess”や“Sunflower”を演奏したほか、初めてコーティナーズのファーストからの“プッシュ・ユアセルフ”をライブで演奏した。
リアムはほかにもコーティナーズの『セイント・ジュード』や『ファルコン』からの楽曲も披露し、さらには多くの有名なマンチェスター出身のバンドの曲も披露していった。
ライブはリアムがスミスの“ウィリアム”のコーラスを歌う形で始まり、そこから、“ジ・オープナー”や初期の“Acrylic”へと流れていった。
その後の演奏でリアムは“グット・タイムズ・アー・コーリング”の演奏中にエルボーズの“Starlings”を断片的に挿入してみたり、同じことを“クロス・マイ・ハート & ホープ・トゥ・フライ”とモリッシーの“エンジェル、エンジェル”でも試みていた。
また、“ウィル・イット・ビー・ディス・ウェイ・フォーエヴァー?”ではコーティナーズのギターのダニエル・“コナン”・ムアーズもパフォーマンスに参加し、それに続いてリアムは“ユー・オーヴァディッド・イット・ドール”と“リヴォルヴァー”をソロとして演奏していった。
300名の観客のなかにはコーティナーズの面々もみかけられ、インスパイラル・カーペッツのクリント・ブーンも駆けつけていた。
“ノット・ナインティーン・フォエヴァー”と“ホワット・トゥック・ユー・ソー・ロング?”でライブを終えたリアムは、観客に「クリスマスの予定は空けておいてください」と伝え、年末にマンチェスターでのライブを予定していることをほのめかした。
そのままリアムは観客席の中で降りるとライブにきてくれたことへの感謝をファンに伝えた。そうしている間、会場ではスミスの“ゼア・イズ・ア・ライト”が流れ、リアムはマイクを使わずにこの曲に合わせて歌い始めた。
セットリストは以下の通り:
'William, It Was Really Nothing/The Opener'
'Acrylic'
'An Ex is An Ex For A Reason'
'Sycophant'
'How Come?'
'Meanwhile Back At The Ranch'
'Starlings/The Good Times Are Calling'
'Angel, Angel, Down We Go Together/Cross My Heart & Hope To Fly'
'Sunflower'
'Push Yourself'
'It'll Take More Than A Weekend Away To Fix This Mess'
'Cameo Brooch'
'Fallowfield Hillbilly'
'No You Didn't, No You Don't'
'Last Of The Ladies'
'Please Don't'
'Yesterday, Today & Probably Tomorrow'
'Will It Be This Way Forever?'
'You Overdid It Doll'
'Revolver'
'Slow Down'
'The Rest Of The World Has Gone Home'
'Wind & The Drizzle'
'Not Nineteen Forever'
'What Took You So Long?'
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