サウンドガーデンのベン、ホームレスをやっていたというスピン誌の記述を否定

サウンドガーデンのベン、ホームレスをやっていたというスピン誌の記述を否定 - 1994年作 『スーパーアンノウン』1994年作 『スーパーアンノウン』

今年のロラパルーザで13年ぶりの復活ライブを成し遂げたサウンドガーデンだが、メンバーのうちでも特にベースのベン・シェパードは、バンド解散後、離婚、アル中、薬物中毒なども経験し、さんざんな10年間を送ってきたことで知られていて、スピン誌などはそのベンが、今年再結成する前までは文字通り一文無しになってホームレスになっていたとサウンドガーデンの特集記事のなかで報じている。しかし、ベン自身は、ホームレスになっていたというのはあまりにも行き過ぎた誇張だとサウンドガーデンのオフィシャルHPで断っている。

「本当にホームレスになっている人たちに対して、ぼくなんかが同類として語られてしまうとすごく迷惑だろうなとちょっと困ったなっていう気分だよ。これを読んでるみんなと同じで、ぼくもまた日々のサバイバルをストリートでやらないで住んでいる恵まれた者のひとりに過ぎないからね」

また、ベンは他人に投げかけられた言葉を使って自分の心情を説明しようとしたまでの話だから、自分の発言自体が間違っていると反論する気もないが、そうやって表現している自分のユーモアなどもとても大きく意味を取り違えられてしまったのだろうと説明している。「そりゃあ、確かにたくさんの人たちの家をひたすら泊まり歩くような生活はしていたけど、そんなことは善良でいながら苦境に追いやられている世界中の何百万人の人たちと較べたらどうってことのないことだよ」。

「ぼくがホームレスだったと書かれているのはスピン誌のもっと雑誌を売ろうと考えた編集部の人たちのセンセーショナルな仕掛けか、実際よりもドラマティックに見せようというものだったとどうしても言っておく必要があると思ったんだ」
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