ニルヴァーナ、スマパン、サウンドガーデンetc……英メディアが選んだベスト・グランジ・アルバムをご紹介!
2019.07.28 12:00
90年代に世界を席巻したグランジ・ミュージックは、レジェンド的なバンドや名作アルバムを数多く生み出した。そんなグランジを象徴するアルバム10枚を英メディア「Radio X」がランク付けしている。
同記事では、10作品のうち1~5位までをご紹介する。
1. スマッシング・パンプキンズ『サイアミーズ・ドリーム』
前作『ギッシュ』はビリー・コーガンの物思いを世界に紹介するアルバムだったが、1993年にリリースされた本作はより洗練され、“Today”や“Rocket”、“Disarm”などの素晴らしい曲がフィーチャーされている。ほとんどの曲をビリーが一人で演奏したことなど問題ではなく、ギターの唸るようなサウンドにより本作は際立ったアルバムになった。
2. ニルヴァーナ『ブリーチ』
ファンは『ネヴァーマインド』を愛し、ノイズの敬愛者はスティーヴ・アルビニがプロデュースした『イン・ユーテロ』を堪能した。だが、グランジの真の信奉者はシアトルでレコーディングされ、サブポップからリリースされた本作に気持ちが向くのではないだろうか。ハードで妥協がないアルバムには、珠玉の“About A Girl”といった曲が収録されている。
3. サウンドガーデン『バッドモーターフィンガー』
『スーパーアンノウン』は大きな転機となるアルバムだったが、その前作となる1991年にリリースされた本作でクリス・コーネルは広く知られることとなった。“Rusty Cage”や“Jesus Christ Pose”はアンセムとなり、“Outshined”は今でもクラシック的な存在だ。
4. パール・ジャム『Ten』
ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』がリリースされる1ヶ月前に発売された本作は、シアトルの複数のバンドで演奏してきたエディ・ヴェダーとストーン・ゴッサード、ジェフ・アメンにより生み出された。他のグランジ・バンドと比べると荒々しさは控え目だが、“Alive”や“Even Flow”、そして物議を醸した“Jeremy”といった曲で偉大なアメリカン・ロックの歴史に名を刻んだ。
5. マッドハニー『Superfuzz Bigmuff』
6曲しか収録されておらず事実上はEPの扱いとなるが、アルバムの長さが30分近くあるのでランクイン。シアトル出身のマッドハニーは、同世代のバンドに比べたらおふざけ感があるが、バンドがお気に入りのギター・ペダルにちなんで名付けられた本作は愛すべきアルバムだ。
6~10位までは「Radio X」のサイトにて確認することができる。