コールドプレイのクリス・マーティンは9月1日にアップル・コンピュータのコンベンションに特別ゲストとして登場し、新曲を披露した。
アップルの記者会見はサンフランシスコのイェルバ・ブエナ・センターで行われ、ロンドンにあるショッピング・センターのザ・ブルワリーでも中継放送され、そこでクリスは新曲“Wedding Bells”を演奏した。
フレイミング・リップスのTシャツを着て登場したクリスは冗談を交えながらこう新曲を紹介した。「これから紹介する新曲は“Coldplay 2.6”といって、さまざまな新しい機能がついておりまして、特に際立った機能としては7つのコードを使っていまして、わたくしどもと最も激しく競合している他バンドも知らない新しいコードをひとつ導入しています」と説明してからこうつけ加えた。「これがこの曲を聴く最後のチャンスになるやもしれませんよ。場合によっては大失敗するかもしれませんが、とりあえずやってみましょう」。
メランコリックなピアノ・バラードとなったこの曲でクリスは「Wedding bells are ringing/I don't want to swallow such a bitter pill/I always loved you and I always will(結婚式の鐘が鳴っている/こんな苦い薬は呑み込みたくないよ/ずっと愛していたし、これからも変わらないよ)」という歌詞を歌い上げた。
この曲の前にクリスはシングル“イエロー”と“美しき生命”を演奏したが、“美しき生命”に関してはこう説明した。「この曲はぼくたちのレコード会社から、これはヒット・シングルじゃないと突き返されたんだよね。けれども、アップルさんの働きかけのおかげで、レコード会社側もようやくこの曲をヒット・シングルにすることができたんです。なので、本当にありがとうございました」。
ちなみにこの曲はシングルとしてはiTunesのみで先行リリースされ、iPodとiTunesのCMにも使用されて、大ヒットのきっかけとなった。
この日、クリスが演奏したのは次の3曲だった。
“イエロー”
“美しき生命”
“Wedding Bells”
この日のイベントではさらにアップルのCEO、スティーヴ・ジョブスが新製品や新しい音楽を軸にしたソーシャル・ネットワーク・サービス、ピング(Ping)を紹介した。これはツイッターやフェイスブックのように、友人とのネットワークを構築しながらミュージシャンをフォローすることができるSNS。
また、自分の友人たちが聴いている楽曲をベースにプレイリストを作成したり、アーティストが演奏したり友人たちが行っているコンサートやライブをフォローすることもできる。
ピングはPC用のiTunes10のソフトやiPhoneやiPod Touch用のiTunesアプリを使えばすぐに利用可能で、友人やアーティストがダウンロードしているトップ10なども参考できるようになっている。
今回、デザインや機能面で刷新されたiPodも紹介された。
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