フィーダー、「タカ・ヒロセの来日滞在記再び!」その2~Vフェスティバルの思い出、タカ、憧れのあのバンドを見る~

フィーダー、「タカ・ヒロセの来日滞在記再び!」その2~Vフェスティバルの思い出、タカ、憧れのあのバンドを見る~

フィーダーの「タカ・ヒロセの来日滞在記再び!」その2、本日アップ分は9月11日(土)、昨日に続き福岡滞在時に書いたもの。今年8月にイギリスで行われたVフェスティバル出演時の思い出を語っています。

■9月11日(土)福岡

暑い。あぢーっ!カラッとしているが肌がヒリヒリする。イギリスに住んで長いから日本の夏はなかなか慣れないね。夏って言ってもう9月だもんなあ。

昼過ぎてから近くの音楽学院に顔出しをする。土曜だからあまり生徒が居なかったが将来プロを目指す人たちが一生懸命練習してました。日本にはこういうスタジオとか揃っててよいね。

日本に来る前に最後にやったギグがイギリスのVフェスティバル。所謂ヴァージンのフェスティバルね。あのリチャード・ブランソンもニコニコして居ましたよ。最近はこのV、レディング、リーズとかグラストンベリーのようなメジャーなフェスティバル以外にも地方でオーガナイズされたフェスが増えてきた。

今年やった中の一つにスコットランドのベラドラムというネス湖の近くのフェス。うちがトリで他にもローカルのバンドとかスコットランド・フォークをやる若いバンド(超上手い)などメジャーフェスにはないのんびり家族で楽しむ雰囲気。半分ピクニック気分ね。

それでうちの前がボブ・マーリーのバックバンド、ウェイラーズ。オイラはボブ・マーリー大好き。それでウェイラーズのドラム、ベースはとっても尊敬してました。でもボブが死んでからウェイラーズ自体もバラバラ。散らばったメンバーが自分たちが本当のウェイラーズだと別々でウェイラーズの名を名乗っている次第。プログラムを観た時どのウェイラーズかも分かんないからフェスの関係者に訊いたら彼らも「えっ?ウェイラーズってそんなに存在するの? じゃあ、どれだか知らない」って。なんと無責任な!

ウェイラーズのベースとドラムは兄弟なんだけどドラムの人はもう亡くなってる。それでもベースのアストンが率いるウェイラーズであって欲しいとずっと彼らの到着を待ってた。

そうして彼らが到着すると随分若いメンバーが車から出て来た。「あーあ」と思ったが一人小さく少し背中を丸めた黒人が出て来た。「アストン」だあ!話したいけどなあ。どんな人か知らないし。でも話したい。と、考えているうちに彼らのショータイム。

キーボードとベースのアストンを除いて皆若いバンド。ちょっとどうかなあ、と思ったが一度音を出すとしっかりレゲエ。アストンのベースはぶっとい!

普段フェスではいろいろなバンドをチェックしたりするが、一つのバンドを最後まで見たことない。でも今回は座ってズーッと観てた。もちろんボブの声じゃあないが歌は死んでない。ボブ・マーリーの曲だ。落ちぶれるわけない。ベースを聴いているだけでも幸せだ。ちょっと胸にじーんと来て涙が出て来るぐらい。

やっぱ生は良いっ!

ライブ後一人で居るアストンを見つけ自己紹介してやっと話しが出来た。「Reggae is my heart beat」アストンはこう言ってました。

グラントにも紹介し記念撮影。そしたらうちのドラムのカールも来て彼にも紹介した。そうしたらカールの野郎、最初の質問が「Where are you from?」馬鹿やろう!ジャマイカ人に決まってるだろう!!!
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