来年1月の本公演開幕の前に11月末に初演が行われ、さまざまな失敗が露見してしまったブロードウェイ・ミュージカル版の『スパイダーマン』だが、本公演の開始自体が「予見していなかった問題」のため順延されたことを製作サイドが発表している。
U2のボノとエッジが曲を提供し、『Spider-Man: Turn Off the Dark』というこの興行は1月開演予定だったが、2月7日にまで開演が延期されたことが明らかになった。11月の初演では主人公が宙ぶらりんになってしまったりと、劇が5回も中断され、さまざまな技術的な問題に見舞われてしまったが、なかでも主役級の女優ナタリー・メンドーサにいたっては上演中にロープが当たってしまい、脳震とうを起こして昏倒してしまったという。
今回の開演延期でキャストもスタッフにも準備を万端にする時間的な余裕がもたらされるとプロデューサーのマイケル・コールは説明している。
「今回の興行では、チームに考えていることを充分にやらせる必要があるとわかったんです」とコールは語る。「大きな目的を達成するために、どんな些細なこともおざなりにするつもりはぼくたちにはないですから」。
空中での曲芸シーンが27箇所もあり、18名によるオーケストラも動員しているこのミュージカルは制作費に6500万ドル(約55億2500万円)かかっていて、ブロードウェイ史上最も高コストな演目となっている。
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