フレーミング・リップス、2011年から新曲を毎月1曲リリースしていくと宣言

09年作 『エンブリオニック』

大晦日にも『ザ・ソフト・ブレティン』完全ライブをオクラホマシティで予定しているフレーミング・リップスだが、09年の『エンブリオニック』に続く新作プロジェクトとして、11年に入ってから間もなくして新曲を毎月制作発表し、そのメイキングもリリースしていくというプロジェクトを行うとローリング・ストーン誌に語っている。

ボーカルのウェイン・コインは具体的にいつから始めるかはまだわからないが、少なくとも大晦日の完全ライブを行うオクラホマシティにも長くプロデューサーを務めているデヴィッド・フリッドマンに来てもらい、話を詰め始めるという。「今度の新しいやつでは、みんなが住んでたり、とりあえずその時々で生活してるところでの作業が多くなってくると思うんだ。とりあえず、月に1曲リリースし、そのメイキングをドキュメントしたいんだよね」とウェインは語っている。

「作業が3、4日で済もうが、3、4週間かかろうが、関係なくね。だから、『今、曲にとりかかってるところで、次の金曜くらいに出します』っていうノリにしたいんだ。とにかくなんかね、もっと新しい形でやってみたいってことなんだよ」

「これまでのやり方が退屈だったっていうことじゃないんだけど、13曲くらいの新曲とこれからまたびっちり2年間向き合っていくっていうことになると、またかよって感じなんだよね」とウェインは説明する。「だから、単純に、ひとつ始めて仕上げたらすぐ出しちゃうという形にしたいんだ。そうやって11曲か12曲くらい出せたら、その時点でまたなにかやれないか、考えてみたいんだよね。ぼくたちとしては自分たちの音楽を作りながらもその瞬間瞬間を実際に生きてみたいわけでさ。ぼくたちの生活や人生の数年間分をまとめてレコードを制作するっていうものじゃなくしたいんだ」。

リリース形態についてはまだ決めていないが、おそらくダウンロードで配信することになるので、その他特典をつけることでCDやアナログとしてのリリースも考えていきたいという。また、来年にはバンドの長編映画かドキュメンタリーの製作も企画しているので、それと連動していく形でビデオも制作していきたいとウェインは語っている。