ストロークスのニック・ヴァレンシ、新作には「敵意と反感がくすぶっている」と説明

ストロークスのニック・ヴァレンシ、新作には「敵意と反感がくすぶっている」と説明 - 2006年作 『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』2006年作 『ファースト・インプレッションズ・オブ・アース』

5年ぶりの新作『Angles』をいよいよ3月21日にリリースするザ・ストロークスだが、ギターのニック・ヴァレンシが新作を完成させるための苦闘を語っていて、バンドにはまだ「敵意と反感が奥底にくすぶっている」と語っている。

「ほんとに時間が必要だったんだよね」とニックはマイスペースとのインタビューで今作について説明している。「それでも完成できたのはみんなお金が必要だったとか、そういうことかもしれないね。『借金を返さなきゃならないから、バンドをなんとしてでもまた動かさなきゃ』っていう」。

ニックはさらにバンドの空気をこう説明する。「バンドのムードは相変わらず気さくで、楽しくて、ふざけあったりしてるけど、敵意と反感も奥底の方でなんとなくくすぶってもいて、つまりはこのバンドのいつものとおりだということだね。みんなでつるんだり、なにかに取り組んだりすると、本当に楽しいんだけど、そこに敵意がまったくないのかといったら、それはやっぱり嘘になるね。敵意と反感も奥底にはあるんだよ」。

ここ1年くらい、バンドは今回のレコーディング・セッションがかなり難航していたことも明らかにしてきた。ボーカルのジュリアン・カサブランカスなどは昨年、バンドが演奏をすべて録り終えた後に、ひとりだけでボーカル録りを行っていたことも明らかにしている。

ニックはさらに、06年の『ファースト・インプレッション・オブ・アース』と今回の『Angles』との長いギャップも、リスナーの作品の受け取り方に影響を与えると思うと語っている。

「それだけブランクが空いちゃうとね、どんなことをやっても、みんなの期待にそえるようなものにはならなくなっちゃうんだよ」とニックは語っている。「ぼくは今度のレコードの内容がどんなものであっても、ぼくたちがどれだけ努力したとしても、あるいはぼくたちがどれだけ気に入っているとしても、今作と前作との間の5年間のせいでどうしても、みんなの期待に応える作品ではなくなっちゃうんだろうなと思うな」。

「こういう作品をね、前作の1年後か2年後にリリースしてたら、もっとうまくいってたんじゃないかなと思うよ」

新曲10曲を収録した新作はバンド自身によってプロデュースされているが、“Life Is Simple”というトラックのみ、プロデューサーのジョー・チカレリとのセッションで制作されたものだという。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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