元ステレオフォニックスのドラマーで昨年の6月に急死したスチュアート・ケーブルの死因について、残された妻のレイチェルはスチュアートが生前に蒸留酒などのハード・リカーを主に飲むダイエットをしていたと語っている。
スチュアートは昨年の6月7日に、3日間にわたって飲み続けた後、睡眠中に自身の嘔吐物を喉に詰まらせて窒息死した。
夫の死を踏まえてレイチェルは蒸留酒やハード・リカーの危険性を世の中に呼びかけようと努めているとデイリー・レコード紙が伝えている。スチュアートは生前ドラムを務めていたバンド、キリング・フォー・カンパニーのライブに備えてダイエットを行っていて、そのために太りやすい酒は飲まないようにしていたとレイチェルは説明している。
「スチュアートはフェスティバル出演に備えていたのよね」とレイチェルは語る。「バンドのみんなも身体を絞ってたところだったの」。
レイチェルはさらに続ける。「ダイエットのなかには、ラガーを半パイント飲むんだったら、ウォッカの方がカロリーが少ないって勧めているものもあるのね。あの晩、スチュアートはハード・リカーを浴びるように飲んじゃって、その代償としてああいうことになったはずなのよ」。
「ハード・リカーっていうのはやっぱり強すぎるから、自分の身体がどうなっちゃってるのか自覚症状を持てないものなのよ」
現在、レイチェルはハード・リカーや蒸留酒に現状よりももっと強い警告を発する注意書きを酒ビンのラベルに印刷するように働きかけている。「ハード・リカーは死に至らしめることがあるということをみんな知っておいた方がいいのよ」とレイチェルは言う。
スチュアートはもともとステレオフォニックスのオリジナル・ドラマーだったが、2003年に脱退。その後、ラジオやテレビのパーソナリティとして活躍しながら、ドラマーとしても活動していた。亡くなった時スチュアートはまだ40歳だった。
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