2月2日に衝撃の解散発表を行ったザ・ホワイト・ストライプスだが、ジャック・ホワイトは以後、2度と新しいユニットは組まないと宣言している。残されたラカンターズとデッド・ウェザーに集中したいとジャックは語っていて、この先新しいグループを作ることもないだろうとQ誌に説明している。
「もうこの先、別なバンドに加わることはないよ」とジャックは語っている。「3つやれば一生分のバンドに入ったようなもんだよ。そのどのバンドにももういられないってことになったら、あとは1人でやるだけだよね」。
なお、ジャックの最新プロジェクトはデンジャー・マウスのプロジェクト『Rome』への参加となる。これはマカロニ・ウェスタンのサントラを数多くてがけている作曲家のダニエル・ルッピとデンジャー・マウスとのコラボレーション・プロジェクトで、楽器演奏者はかつてエンニオ・モリコーネのサントラ・レコーディングに参加した経験のあるミュージシャンを勢揃いさせているものだとか。そのボーカルにジャックはノラ・ジョーンズとともに抜擢されている。ベックの『モダン・ギルト』やブロークン・ベルズに通じる音も感じさせるというこの作品は5月16日にリリースが予定されている。
また、ほかのプロジェクトではデッド・ウェザーの再開の可能性が高いことをジャック・ローレンスがビルボード誌に昨年語っている。「デッド・ウェザーとしては今後またレコーディングをするか、もっとライブをやることになると思うよ」とジャック・ローレンスは語っている。「このユニットはちょっと止めようがないようにぼくは思うんだよね。誰かが忙しすぎたとしても、このユニットを妨げるものはなにもないように感じてしまうんだよ」。