サイケデリック・ロックのハシリともいわれ、1960年代を代表するバンドのひとつ、ザ・エレクトリック・プルーンズのベーシストで、スマッシング・パンプキンズにも参加したマーク・チューリンが2月26日に亡くなった。享年62。
マークはダイビング事故の治療所として有名な南カリフォルニア大学のカタリーナ高圧酸素室治療所のボランティアとしてこの日カリフォルニア州アヴァロン近辺の海の清掃活動に加わっていたが、突然倒れて亡くなったという。
もともとのエレクトリック・プルーンズは1965年から71年まで活動していたが、69年からはメンバーが総入れ替えしてまったく別のグループとなっていて、マークは65年から68年までのメンバーとして活動していた。その後、マークは2001年のバンドの再結成に参加し、ビリー・コーガンをプロデューサーに迎えて新作を制作中だともいわれていた。バンドは特に1966年の伝説の名曲“今夜は眠れない”で知られていた。
その一方でマークは2009年にスマッシング・パンプキンズから脱退したジンジャー・プーリーの後任としてバンドに加わり2009年の『Teargarden by Kaleidyscope』に参加し、ライブにも1度参加したことがあった。
ビリー・コーガンは長い追悼文をGlittercop.blogspot.comに寄稿しているが、そこでマークが「本当に気持を込めてくれるミュージシャンだった」と説明し「マークに神の祝福がありますように。マーク、きみはスターだよ」と称えている。
マークはまたベテランのダイバーでもあったため、今回カタリーナ治療所のボランティア活動に参加していた。
ビリー・コーガンの追悼文や“今夜は眠れない”の動画を観るにはこちらから(→http://glittercop.blogspot.com/2011/02/mark-tulin-11211948-forever.html)
(c) NME.COM / IPC Media 2011
伝説のサイケ・バンド、エレクトリック・プルーンズのマーク・チューリンが他界
2011.03.03 14:15