コートニー・ラヴ、全盛期ラインナップによるホール再結成をとりあえずは否定

コートニー・ラヴ、全盛期ラインナップによるホール再結成をとりあえずは否定 - 2010年作 『ノーバディーズ・ドーター』2010年作 『ノーバディーズ・ドーター』

昨年の『ノーバディーズ・ドーター』を機にホールを復活させているコートニー・ラヴだが、全盛期のラインナップによる再結成の可能性をいったん否定した。

発言は3月28日にニューヨーク近代美術館で行われたロック・ドキュメンタリー「Hit So Hard」でのプレミア試写会で行われた。映画はホールのドラマーだったパティ・シュメルの生き様を追ったもので、このプレミア出席のため、コートニー、パティ、ギターのエリック・アーランドソン、ベースのメリッサ・オフ・ダ・マーという往年のラインナップが一堂に会することになった。

今回顔を合わせたことで往年のラインナップによる再結成の実現への一歩となるのかと取材陣に訊かれ、メリッサはなにかのきっかけにはなるかもしれないが元彼に会うような心境でもあると説明した一方で、パティは次のように語ったとローリング・ストーン誌が伝えている。

「それについてはお互いにまだほとんど話し合ってないのよね。わたしは反対しないけど。すべてうまく運んだらなにが起きるのかなんてわからないことだし。それにそんな噂もちらほら聞こえてくるし」

しかし、コートニーがこれをぴしゃりとこう否定した。「噂ですって? 噂なんてないから。そんな噂してるの、今のあんたでしょ」。

ただ、映画の上映後に行われた質疑応答でコートニーは「パティのことは大好きだから、5秒後にだって一緒にやるのは構わないけど、それで前に進めるようじゃなかったら、やりたくないの。惨めな気持にならなくて、前に進めて、満足できるならと、わたしがこれについて言いたいのはそれだけ」と含みを残した発言もしている。

今度のドキュメンタリーはパティの薬物中毒や1998年の『セレブリティ・スキン』制作時に起きたパティの脱退劇の真相を追うものになっている。また、ニルヴァーナのカート・コバーンとコートニーによる未発表曲も作品で紹介されている。

コートニーが現在率いているホールはイギリスのギタリスト、ミッコー・ラーキンなど『ノーバディーズ・ドーター』に参加したミュージシャンによるラインナップになっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2011
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