アンドリューW.K.、日本に向けて3分30秒にもなる熱いメッセージ・ビデオを公開。「日本ほど復興がなされるべき国、そして人たちはいない」
2011.04.13 23:30
「rockin'on」誌面の悩み相談でもおなじみ、「兄貴」の愛称で親しまれているアンドリューW.K.が、震災の影響で発売が延期となっていた最新作『一夜入魂!パーティー・オール・ナイトEP』を本日4月13日にリリースした。
今年1月に「俺はフレディ・マーキュリーが大好きだ!」という宣言とともに2011年の計画を発表していたアンドリューだが、同月に配信限定でリリースされた先行トラックにはクイーンの“ボーン・トゥ・ラヴ・ユー”のカバーを収録。今回のEPにも同曲がボーナス・トラックとして収められている。EPはアンドリュー自身のセルフ・プロデュースで、ソニック・ユースやダイナソーJrなどとの仕事でも知られるジョン・アグネロがミックスを担当している。
そして、今回の東北地方太平洋沖地震を受けてアンドリューは3分30秒にもなる熱いメッセージ・ビデオを公開。その中で、「俺が行ったことがある地球上のすべての国、会ったことがある人たちの中で、日本ほど、復興がなされるべき国、そして人たちはいない」とその想いを語っている。
(→http://www.youtube.com/watch?v=fQf9g1GSR2c&p=E94D62E86ABD9A56)
メッセージの全文は以下のとおり。
「こんにちは、アンドリューW.K.です。日本の皆さんに、とても大事な、心からのメッセージをお伝えしたいと思います。
先日の地震と津波が皆さんの住む素晴らしい国に引き起こしたことを見て、どんなに気が動転したか、うまく言い表せません。以前、自分が住むニューヨークの被害も見ていますが、この地震が引き起こしたほどの被害を見たのは初めてです。
俺はこれまでに何度も日本に行ったことがあり、日本を第2の故郷のように感じています。その故郷と、そこに住む皆さんがこんな状態にあると思うと、本当に激しく動揺します。
4月に出演するはずだったPUNKSPRINGが中止になったのも非常に残念ですが、今はとにかく復興への努力が重要だと思います。俺とバンドは、また必ず日本に行ける時が来ると信じているから、皆さんと会うのを楽しみにしています。
今は、皆さんに、できる限りの強さとパワーを贈ります。
2003年に初めてライヴで仙台に行った時のことを覚えていますが、今こんなことになっているなんて考えられません。
俺が行ったことがある地球上のすべての国、会ったことがある人たちの中で、日本ほど、復興がなされるべき国、そして人たちはいません。
俺は、皆さんがきっと復興し、再建し、この困難を乗り越えてさらに強くなると信じています。だから、どうぞ強くいてください、そして前進を続けてください。そして、いつか今を振り返る時には、つらい思い出だけど乗り越えたのだ、と。
俺を応援してきてくれた皆さんに感謝しています。このメッセージが、少しでもパワーとなりますように。一歩ずつ、進み続けてください。愛と気持ちを世界に広げれば、エナジーが沸いてきます。このつらい時を乗り越えよう。次に会う時まで、パーティー・スピリットと共に、すべての一瞬を、毎日を、大切に生きてください。
日本の皆さんを愛しています。ほんとに、早く会いたいです!」
Andrew W.K.(アンドリューW.K.)
ニューEP
『The Party All Goddamn Night EP』(一夜入魂!パーティー・オール・ナイトEP)
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<ユニバーサルミュージック・ジャパン>
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